福島第二原子力発電所トップ

平成18年度 不適合管理委員会報告情報(平成18年5月11日分)

◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。
平成18年5月11日(木)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など



   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 該当なし

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 復水器脱塩装置電源隔離状態確認時に、当該装置用電源の復水器脱塩装置モーターコントロールセンター1B-2-2回路No.5E(J塔廃液出口弁(MO-F019J))の配線用しゃ断器ツマミ部の破損が認められたため、当該ツマミ部を交換  
2 1号機 低圧炉心スプレイ系低圧炉心スプレイポンプ吐出圧力検出スイッチ(PS004-1)点検において、接点動作時及び復帰時にチャタリング(跳動)が認められたため、当該圧力検出スイッチを交換  
3 1号機 給水加熱器ドレン系湿分分離器ドレンタンク水位調節弁(A・B)(LCV-F018A・B)の各アクチュエーター気密漏えい試験において、アクチュエーター部より空気の微少漏えいが認められたため、当該アクチュエーターを点検  
4 1号機 給水加熱器ドレン系第2給水加熱器(A)水位調節主要弁(LCV-F003A)用アクチュエーター点検時に、パイロットリレーの空気排出音が大きいことが認められたため、当該パイロットリレーを交換  
5 1号機 給水加熱器ドレン系第3給水加熱器(C)水位調節主要弁(LCV-F005C)用アクチュエーター点検時に、ポジショナーマメゲージ(出力圧力)の指示値不良(オーバースケール)が認められたため、当該マメゲージを交換  
6 1号機 給水加熱器ドレン系湿分分離器ドレンタンク水位調節主弁(LCV-F018A)点検において、パッキンボックスリングに破損が認められたため、当該パッキンボックスリングを交換  
7 1号機 給水加熱器ドレン系湿分分離器ドレンタンク水位調節副弁(LCV-F021A)点検において、弁体シート面の一部に浸食(エロージョン)の発生が認められたため、対応検討  
8 1号機 タービン駆動原子炉給水ポンプシール水入口圧力調節弁(A)(PCV-F123A)用アクチュエーター点検時、作動用空気供給配管に折損が認められたため、当該空気供給配管を交換  
9 1号機 制御棒駆動水圧系スクラム排出容器液位検出器(LT017D-1)点検時に、当該検出器隔離弁(F730D)にシートリークが認められたため、当該弁を点検  
10 1号機 タービン建屋2階で仮設足場組立中に誤って、足場パイプ接続金具(クランプ)1個が落下し、換気空調系制御盤(H22-P504)の補助継電器収納箱のカバーガラスを破損させたことが認められたため、当該カバーガラスを交換及び落下防止用養生ネットを設置  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353




戻る

ページの先頭へ戻ります

公式アカウント:
  • 東京電力 公式Xアカウントのご案内ページへリンクします
  • facebook公式アカウントサイトへリンクします
  • Instagram公式アカウントサイトへリンクします
  • youtube公式アカウントサイトへリンクします
  • 東京電力 公式LINEアカウントのご案内ページへリンクします