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平成18年度 不適合管理委員会報告情報(平成18年5月2日分)

◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。
平成18年5月2日(火)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など



   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

  区分 3 : 1 件
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 2号機 定格熱出力一定運転中において、5月1日に格納容器内雰囲気放射線モニタ(A)の放射線レベル高を示す警報が発生し、即復帰した。当該モニタには(A)(B)合わせて4個の検出器があり、そのうちの1個の当該モニタ(A)の検出器による瞬時の動作であったこと、他の検出器3個に変化がなかったこと、さらに検出器周辺および原子炉建屋内での作業もないことから、当該モニタ(A)の誤動作と推定した。誤動作については、原因を調査 5月2日公表済

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 残留熱除去系停止時冷却用の暖気用電動弁(MO-F068A)点検において、当該電動弁駆動部電気室リミットスイッチより潤滑油の漏れが認められたため、電動弁駆動部を点検  
2 1号機 残留熱除去系注入ライン除洗ベント弁(F509A)点検において、弁体に損傷(ブローホールが2個所発生)が認められたため、当該弁の弁体を交換  
3 1号機 取水設備点検において、レーキ付バースクリーン及びトラベリングスクリーン(A),(H)の頭軸のシャフト外形及び尾軸のシャフトスリーブの寸法に許容値外れ、並びに駆動チェーンホイール部の寸法に許容値外れが認められたため、当該頭軸シャフトの補修及び尾軸シャフトスリーブを交換並びに当該チェーンホイール部を点検  
4 1号機 所内電源設備480Vパワーセンター(閉鎖配電盤)1A-2点検において、遮断器3台(キュービクル番号(4C)、(5B)、(5C))の負荷側断路部に破損が認められたため、当該断路部を補修  
5 1号機 循環水ポンプ(C)の点検において、スリーブ6にエポキシライニングの剥離が認められたため、対応検討  
6 1号機 非常用ディーゼル発電機(A)の機関点検において、燃料高圧管の継手及びシート面ロウ付け溶接部に腐食が認められたため、当該燃料高圧管を交換  
7 1号機 液体廃棄物処理系排水放射線モニタラック点検において、ラック内サンプルポンプB(D17-C101B)のメカシールにリークが認められたため、当該メカシールを点検  
8 1号機 非常用ディーゼル発電機(A)の機関点検において、排気弁ボディ冷却水管接続部に腐食が認められたため、当該冷却水管接続部を点検  
9 1号機 主復水器細管洗浄装置点検において、タプロゲボール回収器(B)、(E)、(F)のライニング部に亀裂が認められたため、当該ライニング部を補修  
10 1号機 タービン補機冷却系熱交換器(D)の点検において、冷却細管のバッフル部に外面損傷(1本)が認められため、当該細管バッフル部を交換  
11 1号機 タービン建屋復水補給水系の点検による隔離操作において、機器シール用元弁(F127)にシートリークが認められたため、対応検討  
12 1号機 復水系の酸素注入系の点検による安全処置において、復水逆流水位用回路端子(LS009)のねじ山のつぶれが認められたため、当該ねじを交換  
13 1号機 手分析用試料採取系の点検において、復水ろ過装置入口、出口(SP-6,SP-9)、復水脱塩装置出口(SP-12)の試料採取ノズルに形状違いが認められたため、当該ノズルを交換  
14 3号機 定格熱出力一定運転中において、計算機に関する「CMS(コア モニタリングシステム)故障」の発生が認められたため、調査及び対応検討  
15 1.2号廃棄物
処理設備
洗濯廃液処理系において、脱塩塔A出口弁(AO-F533A)のシートリークが認められたため、当該弁を点検  
16 3.4号廃棄物
処理設備
シャワードレン収集タンク(B)排水放出において、放射性液体廃棄物測定結果及び放出記録(2)に誤記が認められたため、誤記を訂正及び対応検討  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353



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