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平成18年度 不適合管理委員会報告情報(平成18年4月27日分)

◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。
平成18年4月27日(木)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など



   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 該当なし

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 原子炉建屋主蒸気トンネル室開口部シールドブロック取り外し作業時、当該部シールドブロック取外し・取付け用チェーンブロック(5ton用)に吊り上げ機能不良が認められたため、調査及び対応検討  
2 1号機 主蒸気隔離弁漏えい率検査装置の健全性確認において、主蒸気管内側隔離ドレン弁(MO-F005)にシートリークが認められたため、当該弁を点検  
3 1号機 活性炭ホールドアップ建屋内ファンネル点検において、地下2階通路の高電導度廃液系床ファンネル(HB-034)のファンネル内筒に腐食の発生が認められたため、当該ファンネルの内筒を交換  
4 1号機 海水熱交換器建屋換気空調系給気ダクト点検において、地下1階タービン補機冷却系熱交換器室の給気ダクトに腐食の発生が認められたため、調査及び対応検討  
5 1号機 原子炉停止後の電動弁パトロールにおいて、主蒸気第3隔離弁A(MO-F004A)駆動機構部の手動ハンドルシャフト部よりグリスの滲みが認められたため、当該駆動機構部を点検  
6 1号機 原子炉停止後の電動弁パトロールにおいて、電動弁3台(残留熱除去系圧力抑制室側吸込弁(C)(MO-F001C)・残留熱除去系最小流量バイパス弁(A)(MO-F036A)・原子炉冷却材浄化系ポンプ(B)吐出弁(MO-F009B))に手動ハンドルグリップの破損が認められたため、当該ハンドルグリップを交換  
7 1号機 主復水器細管洗浄装置点検において、ボール回収器(D)の内部確認用覗き窓(アクリル製)に亀裂の発生が認められたため、当該覗き窓を交換  
8 1号機 原子炉停止後の電動弁パトロールにおいて、電動弁3台(原子炉冷却材浄化系ポンプ(B)吐出弁(MO-F009B)・同系バイパス弁(MO-F021)・燃料プール補給水弁(MO-F404))に開度指示計前面カバーの破損が認められたため、当該前面カバーを交換  
9 1号機 循環水ポンプ(C)点検において、ポンプのシャフトスリーブ及びカップリングカバー支え部のライニング剥離が認められたため、当該部のライニングを実施  
10 1号機 原子炉停止後の設備パトロールにおいて、原子炉圧力計水位計用逆止弁(F771A)復旧用電磁弁のフレキシブル電線管の破損が認められたため、当該電線管を補修  
11 1号機 原子炉停止後の電動弁パトロールにおいて、原子炉再循環ポンプ(A・B)の各吐出弁(MO-F003A・F003B)駆動機構部の手動ハンドルシャフト部より摩耗粉が発生していることが認められたため、当該駆動機構部を点検  
12 1号機 原子炉停止後の電動弁パトロールにおいて、残留熱除去系停止時冷却注入弁(MO-F028B)用のフレキシブル電線管の破損が認められたため、当該電線管を交換  
13 1号機 設備パトロールにおいて、所内電源設備480Vモーターコントロールセンター1D-1-7(1F)(復水移送ポンプ(B)(運転中))の電磁接触器に異音の発生が認められたため、電磁接触器を交換  
14 1号機 タービン軸受け油圧装置点検のための安全処置実施時、タービン・発電機補助継電器盤(P684)の当該設備配線端子1個のネジに損傷が認められたため、当該端子のネジを交換  
15 1号機 設備パトロールにおいて、高圧復水ポンプ(A)用電動機の空気冷却器冷却水入口弁(F046A)のグランド部より水の微少漏えい(1滴/5秒)が認められたため、漏洩水の受け皿設置及び入口弁を増締め  
16 3号機 サービス建屋換気空調系冷凍機(A)において、「潤滑油温度高」(設定値:62℃)表示が発生したため調査を実施したところ、潤滑油ヒータの温度が設定値を超えて(指示値:67℃)当該ヒータが停止していたことから温度スイッチ(TIS172A)の動作不良であると考えられるため、当該温度スイッチを点検  
17 4号機 設備パトロールにおいて、タービン建屋2階に設置しているエアーラインマスク供給装置の銘板に剥離が認められたため、銘板を補修  
18 1.2号廃棄物
処理設備
放射性ドレン移送系洗濯廃液サンプポンプ(B)起動時に、グランド部からのグランド水漏えい量の多いこと(約500ml/分)が認められたため、グランド部を増締め  
19 1.2号廃棄物
処理設備
廃棄物処理建屋圧縮空気系の除湿装置(B)加熱工程時に、「ヒーター温度高」表示の頻発(2回/日程度)が認められたため、調査及び対応検討  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353



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