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平成18年度 不適合管理委員会報告情報(平成18年4月25日分)

◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。
平成18年4月25日(火)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など



   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 該当なし

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 原子炉建屋付属棟地下1階作業用電源箱(R-101)の点検において、No.2回路の2次側絶縁抵抗値の不良(0MΩ)が認められたため、作業用電源箱を点検  
2 1号機 主蒸気隔離弁漏えい率検査装置の点検において、当該装置検出元弁8台(F023A~D・F024A~D)にシートリークが認められたため、当該弁を点検  
3 1号機 設備パトロールにおいて、蒸気式空気抽出器作動蒸気配管ドレントラップ出口弁(F023)の銘板に誤記(弁番号の誤記)が認められたため、銘板を交換  
4 1号機 主蒸気隔離弁(MSIV)漏えい率検査装置用MSIV上流側配管表面温度検出器点検において、主蒸気配管(C)用温度検出器(TE105C)と主蒸気配管(D)用温度検出器(TE105D)との誤配線が認められたため、当該温度検出器配線を正規配線に復旧及び対応検討  
5 2号機 設備パトロールにおいて、主排気筒放射線モニタ(B)サンプルポンプ(B)に異音の発生が認められたため、サンプルポンプを点検  
6 2号機 高感度排ガス放射線モニタの中央操作室監視装置において、計測値のトレンドグラフが表示されないことが認められたため、当該監視装置を点検  
7 3号機 設備監視において、純水補給水系安全弁(F414)に水のシートリーク(2~3m3/h)が認められたため、当該安全弁を点検  
8 4号機 設備パトロールにおいて、低圧炉心スプレイポンプ吸込圧力指示計(PI-001)の指示値不良(通常値0.8kg/cm2に対し高目指示)が認められたため、当該圧力指示計を点検  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353



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