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平成18年度 不適合管理委員会報告情報(平成18年4月20日分)

◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。
平成18年4月20日(木)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など



   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 該当なし

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 所内用圧縮空気系吸込フィルタ(D002)差圧計において、指示値不良(ダウンスケール)が認められたため、当該差圧計を点検  
2 1号機 試料採取系の原子炉冷却材浄化系ろ過脱塩器出口試料採取ポイント(SP24)コンフロー(D023)において、サンプル流量調節のできないことが認められたため、調査及び対応検討  
3 1号機 原子炉建屋付属棟ストームドレンサンプ(A)ポンプ(C)において、汲み上げ不良が確認されたことから当該ポンプ吸込ストレーナの詰まり、又は自動ベント弁の動作不良が考えられるため、調査及び対応検討  
4 1号機 設備パトロールにおいて、主復水器細管洗浄装置封水洗浄元弁(F605)銘板の紛失が認められたため、銘板を取付  
5 1号機 試料採取系の原子炉冷却材再循環ポンプ出口試料採取ポイント(SP21)のサンプル流量計(FIS134)において、指示値不良(ステック)が認められたため、当該流量計を点検  
6 2号機 定期事業者検査「非常用ディーゼル発電機定格容量確認検査」の検査結果について、「定期事業者検査運用要領」に基づく「検査結果の通知」を当直長に通知していなかったことが認められたため、対応検討  
7 2号機 設備パトロールにおいて、タービン補機冷却系主発電機水素冷却器(B)冷却水入口弁(F038B)の弁ハンドル押さえ用ナットが紛失していることが認められたため、ナットを取付  
8 2号機 電力積算計パルス変換器において、動作音が大きくなっているため、調査及び対応検討  
9 2号機 復水ろ過装置復水ろ過器入口流量記録計(FR070)において、指示値の乱点が認められたため、記録計を点検  
10 3号機 設備パトロールにおいて、主発電機密封油装置密封油再循環ポンプ電動機の反負荷側(冷却ファン付近)より異音の発生が認められたため、調査及び対応検討  
11 3号機 設備パトロールにおいて、循環水ポンプ(B)のグランド水排水管の排水不良が認められたため、排水配管を清掃  
12 4号機 設備パトロールにおいて、取水設備スクリーン洗浄ポンプ(C)のグランド部のグランド漏えい水量の増加が認められたため、グランドパッキンを交換  
13 4号機 設備パトロールにおいて、主復水器細管洗浄装置ボール循環ポンプ(B)グランド部のグランド漏えい水量の増加が認められたため、グランド部を増締め  
14 4号機 設備パトロールにおいて、タービン潤滑油系主タービン用主油タンク入口油流量計(FIS-115)の目盛り板に一部剥がれが認められたため、調査及び対応検討  
15 4号機 設備パトロールにおいて、タービン建屋3階給気処理装置室入口扉の負圧解消用ハンドルの動作不良(ハンドル空回り)が認められたため、当該ハンドルを補修  
16 4号機 選択制御棒挿入機構(B系)の制御棒(座標38-19)の選択操作(「通常」→「選択」)において、選択表示灯(赤)が点灯しなかったことが確認されたため、再操作を実施及び当該表示灯回路を点検、調査並びに対応検討  
17 1.2号廃棄物
処理設備
廃棄物処理設備の非放射性ドレン移送系において、「ボイラー棟ストームドレンサンプ液位高」表示が発生したため調査を実施したところ、ストームドレンサンプポンプ(B)の吐出側逆止弁(F344B)の動作不良が認められたため、当該逆止弁を点検  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353



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