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平成18年度 不適合管理委員会報告情報(平成18年4月18日分)

◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。
平成18年4月18日(火)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など



   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 該当なし

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 中央制御室運転指令装置において、保安電話に機能不良が認められたため、電話器を補修  
2 2号機 原子炉建屋常用照明用分電盤(NLP-2R62A)点検において、漏電しゃ断器3台(回路No.3,15,16)の動作不良が認められたため、当該漏電しゃ断器を交換  
3 2号機 原子炉建屋常用照明用分電盤(NLP-2R11)点検において、回路No.32(コンセント回路)の絶縁抵抗測定値に判定値外れが認められたため、調査及び対応検討  
4 2号機 タービン建屋作業用分電盤(PP-2T11)点検において、回路No.19(タービン建屋スペースヒータ分岐盤)の絶縁抵抗測定値に判定値外れが認められたため、調査及び対応検討  
5 2号機 熱交換器建屋非常用照明用分電盤(ELP-2H12)点検において、回路No.10(取水設備制御盤用ITVカメラ照明電源)の絶縁抵抗測定値に判定値外れが認められたため、調査及び対応検討  
6 4号機 第4給水加熱器(C)の「水位低」表示灯において、当該水位指示計(LIC661C)の水位低指示が復帰しているにも係わらず消灯しないことが認められたため、対応検討  
7 4号機 中央制御室設置のタービン駆動原子炉給水ポンプ(B)吐出圧力指示計(PI-901B)、電動駆動原子炉給水ポンプ(A、B)吐出圧力指示計(PI-906A、906B)及び給水ポンプ吐出配管圧力指示計(PI-911)において、指示値不良(スティック)が認められたため、対応検討  
8 4号機 電動駆動原子炉給水ポンプ(B)操作スイッチの「引き保持」位置の解除操作(「引き保持」→「自動」に選択)において、プロセス計算機入力用信号の「引き保持」表示が解除されないため調査を実施したところ、当該操作スイッチの同計算機入力用接点の固着(導通状態)が認められたため、計算機入力用接点を除外及び対応検討  
9 3.4号廃棄物
処理設備
3号機低電導度廃液系、高電導度廃液系、シャワードレン系及び除染廃液系サンプポンプ運転記録計(R002)において、記録計の電源スイッチの接触不良が認められたため、当該記録計(電源スイッチ)を補修  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353



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