福島第二原子力発電所トップ

平成18年度 不適合管理委員会報告情報(平成18年4月14日分)

◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。
平成18年4月14日(金)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など



   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 該当なし

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 所内電源設備480Vサービス建屋モーターコントロールセンター(MCC)1SB-3点検において、制御用配線端子台5個に端子台カバー固定用ツメの破損が認められたため、当該端子台カバーを交換  
2 1号機 所内電源設備480Vタービン建屋モーターコントロールセンター(MCC)1SB-2点検において、制御用配線端子台30個に端子台カバー固定用ツメの破損が認められたため、当該端子台カバーを交換  
3 1号機 所内電源設備480V原子炉建屋モーターコントロールセンター(MCC)1SB-1-1点検において、制御用配線端子台34個に端子台カバー固定用ツメの破損が認められたため、当該端子台カバーを交換  
4 1号機 所内電源設備210V原子炉建屋モーターコントロールセンター(MCC)1SB-1-2点検において、制御用配線端子台5個に端子台カバー固定用ツメの破損が認められたため、当該端子台カバーを交換  
5 1号機 復水ろ過装置ポンプ(プリコートポンプ、逆洗受ポンプ)シール水用圧力調節弁(PCV-F120)において、シートリークが認められたため、当該調節弁を点検  
6 2号機 漏えい検出系原子炉格納容器外側貫通計装配管破断検出温度指示計(TIS-911)点検において、当該温度指示計指針駆動用モータ(サーボモータ)の回転に重みが認められたため、対応検討  
7 2号機 タービン補機冷却系サージタンク水位において、低下傾向が確認されたことから調査を実施したところ、同系統熱交換器(A)の伝熱管に漏えいが認められたため、当該熱交換器を点検  
8 3号機 活性炭ホールドアップ建屋換気空調系の給気風量計において、「系統風量低」表示が発生したので調査を実施したところ、同風量計(FIC374)指示値の低いこと(指示値:15500m3/h、管理値:22000~32000m3/h)が認められたため、当該換気空調系統及び風量計を点検  
9 4号機 漏えい検出系差温度記録計(DTRS-601)において、記録紙の巻き取り不良が認められたため、当該記録計を点検  
10 4号機 燃料プール冷却浄化系の同系ポンプ(A)(ろ過脱塩器(B)使用)において、当該ポンプが「吐出流量低」によりトリップしたため調査を実施したところ、ろ過脱塩器(B)出口流量調節器(FIC-012B)の制御不良が考えられるため、当該流量調節器を点検(現在、当該流量調節器設定を「手動」とし、ろ過脱塩器(B)出口流量を確保)  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353



戻る

ページの先頭へ戻ります

公式アカウント:
  • 東京電力 公式Xアカウントのご案内ページへリンクします
  • facebook公式アカウントサイトへリンクします
  • Instagram公式アカウントサイトへリンクします
  • youtube公式アカウントサイトへリンクします
  • 東京電力 公式LINEアカウントのご案内ページへリンクします