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平成18年度 不適合管理委員会報告情報(平成18年4月12日分)

◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。
平成18年4月12日(水)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など



   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 該当なし

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 監視機能健全性確認検査(その1の9)において、タービン建屋化学廃液サンプ液位スイッチ(LS124)の設定値に許容値外れが認められたため、当該液位スイッチ調整後、再検査を実施  
2 1号機 原子炉建屋付属棟ストームドレンサンプポンプ(A)において、起動頻度の増加が認められ調査を実施したところ、 ストームドレン側吐出逆止弁の動作不良(開固着)であると考えられることから、当該逆止弁を点検  
3 2号機 タービン建屋内作業用分電盤他の漏電しゃ断器点検において、3個の漏電しゃ断器に不良箇所(テスト用押しボタンスイッチ破損・リセット動作不良・二次側ケーブル接続用端子台相間分離板破損)が認められたため、当該漏電しゃ断器を交換  
4 2号機 補機冷却海水系電解鉄イオン供給装置の電解槽出口流量計(I/O-055)において、「バッテリー電圧低」を示す表示の発生が認められたため、当該流量計の内部バッテリーを交換  
5 3号機 プラント過度現象記録装置において、監視項目「局部出力領域モニタ(LPRM)-AR2-B信号監視異常」表示が発生したため、当該入力を除外、並びに調査及び対応検討  
6 3号機 復水ろ過装置逆洗用空気圧縮機(A)第一段出口圧力計(PI047A)において、指示値不良(無負荷運転時、指示にハンチング発生)が認められたため、当該圧力計を点検  
7 4号機 主発電機水素ガス冷却系の機内気密漏えい試験において、発電機下部フランジ部の14箇所から微量な空気の漏えいが認められたため、当該フランジ部の増締め及びシール処置を施工  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353



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