安定供給を支える電力設備福島第一原子力発電所運転状況【4号機】




シュラウドの健全性監視状況(監視パラメータ値の変動状況)
 


 
平成22年4月30日現在、監視パラメータ値の変動状況から、
 福島第一原子力発電所4号機シュラウドの健全性に問題はありません。

 

 シュラウドの健全性については、下記の4つのパラメータの変動状況を確認の上、総合的に見極めて判断します。
 みなさまにご安心いただくため、監視パラメータの変動状況をお知らせしています。


■監視パラメータの変動状況(平成22年4月分)
監視
パラメータ
シュラウドの健全性に問題が生じた場合の各監視パラメータの変動傾向*1 現状 概 要
炉心流量 増加する 安定 炉の出力を調整するための冷却材(水)の流量
炉心下部
格子板差圧
増加する 安定 炉心流量とともに増減する炉心入口の格子板前後差圧
発電機出力 減少する 安定 原子炉で発生した蒸気によりタービンを駆動し得られる電力
原子炉熱出力 減少する 安定 原子炉で蒸気となって発生する熱出力
*1:シュラウドの健全性に問題が生じた場合の各監視パラメータの変動傾向
   当所4号機では、定格出力一定運転中は通常原子炉の出力が一定になるよう炉心流量を手動で制御しており、仮にシュラウドの健全性に問題が生じた場合、監視パラメータは上表のように変化すると予想しています。

シュラウドとは
 シュラウドは、
原子炉圧力容器内部に取付けられた円筒状のステンレス製構造物(隔壁)で、内部に燃料集合体や制御棒等を収納します。
 シュラウドは、ジェットポンプによりシュラウド下部から炉心部に導かれた冷却水の流路を確保するための仕切板の役割を果たします。
→ シュラウドとは(詳細)についてはこちらから
→ シュラウドの補修作業についてはこちらから
経緯
 『運転中においては、パラメータを確認することによりシュラウドの健全性を監視し、その結果については、県および立地町等へ「発電所の保守運転状況」にて毎月報告するとともにホームページに掲載いたします。』(平成16年3月22日お知らせ済み内容の抜粋)

 

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