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平成17年度 不適合管理委員会報告情報(平成17年6月9日分)

 
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。


平成17年6月9日(木)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など



   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 該当なし

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 非常用補機冷却系サージタンク(B)出口弁(F143B)他2弁において、弁保温材カバーのはがれが認められたため、当該カバーを交換  
2 2号機 核計装(A)系予備平均出力中性子モニタ用局部出力モニタ(40-09)のプラトー特性測定において、指示の変動が認められたため、当該モニタを点検  
3 3号機 主変圧器冷却ファンカバーにおいて、一部塗装の劣化が認められたため、当該箇所を塗装補修  
4 3号機 主変圧器冷却ファン用電動機軸受シャフト径の測定において、基準値外れが認められたため、対応を検討  
5 3号機 主復水器(C)細管の点検において、詰りの細管(37本)が認められたため、当該細管に施栓  
6 3号機 主復水器(A)細管の点検において、詰りの細管(1本)が認められたため、当該細管に施栓  
7 3号機 主復水器(B)細管の点検において、詰りの細管(2本)が認められたため、当該細管に施栓  
8 3号機 制御棒駆動系制御棒(18-27)(42-19)(14-19)操作時において、フラットディスプレイ盤の制御棒全引抜き表示の不良が認められたため、原因調査  
9 3号機 復水器真空ポンプシール水冷却器入口弁(F022)において、シートリークが認められたため、当該弁を点検  
10 3号機 プロセスモニタ機能検査(その2)において、検査要領書の手順に不足が認められたため、手順を追記及び注意喚起  
11 4号機 原子炉給水ポンプ駆動用タービン(B)オイルトリップ用電磁弁(SV-6B)において、継手部より油のにじみが認められたため、継手部を補修  
12 4号機 TIP機器室エリア放射線モニタ線源校正において、内部線源の減衰により指示下限が認められたため、内部線源を交換  
13 4号機 原子炉補機冷却系2次熱交換器(A)入口渦流フィルタ差圧計(DPT-022A)点検において、検出元弁(F701A)のシートリークが認められたため、当該弁を点検  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353

        
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