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平成17年度 不適合管理委員会報告情報(平成17年5月24日分)

 
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。


平成17年5月24日(火)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など



   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 該当なし

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 補助蒸気供給ライン安全弁(F304)において、少量のシートリークが認められたため、当該弁を点検  
2 1号機 原子炉建屋付属棟ストームドレン受ポンプ室において、ストームドレンファンネルの詰まりが認められたため、当該ファンネルを清掃  
3 2号機 屋外消火栓熱交建屋南側の消火栓(FHO-21)において、取り出し口栓切替弁の不良が認められたため、当該切替弁を交換  
4 3号機 原子炉給水ポンプ駆動用タービン(A)高圧蒸気加減弁において、弁棒・ブラケット固定ピンの穴ずれが認められたため、ピン穴を修正  
5 3号機 原子炉保護系電源M-Gセット(B)の制御盤内点検において、端子カバー固定用爪の破損が認められたため、端子カバーを交換  
6 3号機 復水貯蔵タンクバルブ室において、照明の不点と照明器具の腐食が認められたため、照明器具を交換  
7 3号機 直流125V充電器盤(予備)点検において、内部継電器の1個に仕様違いの継電器が認められたため、正規の継電器に交換及び注意喚起  
8 3号機 主復水器細管洗浄装置制御盤点検において、制御展開図と現場の配線との相違が認められたため、制御展開図を修正  
9 3号機 原子炉補機冷却系二次熱交換器(A)貝殻除去装置点検において、ライニングに剥離が認められたため、ライニング補修  
10 3号機 原子炉補機冷却系二次熱交換器(C)貝殻除去装置ドレン弁(F504C)点検において、弁体・弁座のシート面に腐食が認められたため、当該弁を点検  
11 3号機 液体廃棄物処理系排水放射線モニタ点検において、水サンプラ超音波発振器(A)の冷却ファン不良が認められたため、冷却ファンを交換  
12 3号機 放射性廃棄物処理設備ストームドレン受タンク(A)点検において、ライニング表面にヘアークラックが認められたため、ライニング補修  
13 4号機 湿分分離器ドレンタンク(A)及び第1給水加熱器(A)の水位計計器入口弁、テスト弁において、グランドリークが認められたため、当該弁を点検  
14 4号機 湿分分離器(B)水位計の漏えい確認時において、計器入口弁及びドレン弁にシートリークが認められたため、当該弁を点検  
15 4号機 非常用ディーゼル発電機(A)機関始動用空気系逆止弁(F063A)点検において、弁体シート面に割れが認められたため、当該弁を交換  
16 4号機 発電機コレクタハウジングカバー用アース線において、素線切れ(2本)が認められたため、アース線を補修  
17 4号機 残留熱除去冷却系ポンプ(A)メカシール冷却器ラインベント弁(F622A)において、弁棒の曲りが認められたため、弁棒を交換  
18 4号機 残留熱除去冷却系ポンプ(A)ケーシングドレン弁(F611A)において、弁座にクラック及びブローホールが認められたため、当該弁を点検  
19 4号機 燃料取替機機上操作盤において、走行位置表示の不良が認められたため、シンクロ発振器を交換  
20 4号機 燃料取替機機による燃料移動時、燃料取替機の位置座標に偏差が認められたため、原因を調査  
21 3.4号廃棄物処理設備 換気系排気放射線モニタサンプリングラック点検において、サンプル配管ヒータ温度計(TIS031)の一部破損が認められたため、当該温度計を交換  
22 3.4号廃棄物処理設備 液体廃棄物貯蔵設備・処理設備のインターロック機能検査(その2)手順実施において、検査実施者について検査手順書との違いがあることを、検査官に指導されたため、注意喚起及び対応を検討  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353

        
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