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平成16年度 不適合管理委員会報告情報(平成17年3月25日分)

 
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。


平成17年3月25日(金)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など



   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 該当なし

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 低圧復水ポンプ電動機の空気冷却器及び軸受油冷却器用冷却水入口配管ドレン弁(F554B,C)において、シートリークが認められたため、当該弁を点検  
2 1号機 主発電機固定子冷却水フィルタ(A)出口弁(F023A)の弁棒において、折損が認められたため、弁棒を交換  
3 1号機 蒸気タービン開放検査時の作業許可書において、作業期間切れが認められたため、作業期間延長の手続きと注意を喚起  
4 2号機 タービン建屋給気処理装置給気加熱器の補助蒸気入口弁(F236)において、シートリークが認められたため、当該弁を点検  
5 2号機 タービングランド蒸気系グランド蒸気排風機(A)のグランド部において、水の漏えい(約3リットル,放射能なし)が認められたため、対応を検討  
6 2号機 プロセス放射線モニタ系トリチウム捕集装置サンプルポンプ(B)において、異音が認められたため、サンプルポンプを点検  
7 3号機 制御棒水圧制御ユニット(22-43)アキュムレータレベル計(LDS129)において、精度外が認められたため、レベル計を点検  
8 3号機 第3給水加熱器(B)ドレン水位計(LS014B)フロート部の浸透探傷試験において、ピンホールが認められたため、フロート部を交換  
9 3号機 補機冷却海水系配管内面のポリエチレンライニングにおいて、ピンホールが認められたため、ライニングを補修  
10 3号機 熱交換器建屋高圧炉心スプレイ冷却海水系(C)ポンプ室のフランジ取外し箇所において、海水を漏えいさせてしまったため、注意を喚起  
11 3号機 ドライウェル内のペデスタル入口付近他2箇所において、水溜りが認められたため、清掃及び注意を喚起  
12 4号機 中間領域モニタ(NE-002B)の絶縁破壊電圧測定時において、規定電圧以下での絶縁破壊が認められたため、絶縁破壊部位の調査及び補修  
13 1.2号廃棄物処理設備 使用済樹脂保管状況報告書において、誤記が認められたため、報告書の誤記部分を訂正及び注意を喚起  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353

        
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