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平成16年度 不適合管理委員会報告情報(平成17年1月18日分)

 
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。


平成17年1月18日(火)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など



   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 該当なし

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 スクラム排出容器計装弁において、点検対象弁(F733)と違う弁(F732)を点検していたことが認められたため、対象弁の点検及び対応を検討  
2 1号機 計装用取替弁の取付工事において、同型の2個の弁(B22,B35-705C)の取付箇所を入違いさせてしまったため、正規な箇所に取付けるとともに再発防止策を検討  
3 1号機 タービン駆動原子炉給水ポンプ(C001A)の低圧蒸気加減弁用カムローラーブッシュとピンの間隙において、管理目標値上限付近の値であることが認められたため、ブッシュ及びピンを交換  
4 1号機 タービン駆動原子炉給水ポンプ(C001A)の低圧蒸気加減弁用レバーピンとユニボールの間隙において、管理目標値外れが認められたため、レバーピン及びユニボールを交換  
5 1号機 タービン駆動原子炉給水ポンプ(C001A)の扇形ギヤとユニボールの間隙において、管理目標値外れが認められたため、扇形ギヤのピン及びユニボールを交換  
6 1号機 モニタリングポスト(低レンジ用MP1~4)の記録計において、印字不良(指示計及び計算機取込データは正常)が認められたため、記録計を交換  
7 2号機 タービン補機冷却系熱交換器(A)のブローラインにおいて、詰まりが認められたため、ブローラインを清掃  
8 3号機 主復水器(A2,C1)水室内のゴムライニングにおいて、ピンホールが認められたため、当該部を再ライニング  
9 3号機 原子炉冷却材浄化ポンプ吐出電動弁(MO-F007B)の駆動部リミットスイッチにおいて、クラックが認められたため、リミットスイッチを交換  
10 3号機 制御棒水圧制御ユニット方向制御弁(121弁)のリークテストにおいて、シートリークが認められたため、弁を点検  
11 3号機 格納容器内水素・酸素濃度記録計(H202R-601A)において、動作不良が認められたため、記録計を修理  
12 1.2号廃棄物処理設備 高電導度廃液濃縮器バルブ室(B)の床面において、水溜り(約0.4リットル,放射能なし)が認められたため、清掃及び原因を調査  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353

        
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