|
福島第二原子力発電所トップ
|
平成16年度 不適合管理委員会報告情報(平成17年1月4日分) |
|
|
|
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。
|
|
平成17年1月4日(火)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。 |
|
|
公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分 1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分 2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分 3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象 |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
|
|
|
|
|
その他 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
備 考 |
1 |
1号機 |
主発電機励磁装置の油切り組立時、油切り押さえの絶縁ボルトを破断させたため、ボルトを交換 |
|
2 |
1号機 |
直流250Vパワーセンター(3A)のコンタクタ接点用端子部において、変形が認められたため、端子部を修理 |
|
3 |
1号機 |
放射線作業管理システム(1、2号機用)のゲートモニタ(No.5~8)及び簡易型入退域管理装置において、通信できない状態が確認されたため、ハブを交換 |
|
4 |
1号機 |
放射線作業管理システム(1、2号機用)の入退域管理装置(No.3)において、データ読み取り異常が発生したため、装置を再起動させ読み取りに問題のないことを確認 |
|
5 |
1号機 |
酸素注入系の流量調節弁(FCV-009)において、制御用空気の漏れが認められたため、点検修理 |
|
6 |
1号機 |
燃料プール冷却材浄化系ろ過脱塩装置の入口導電率検出器(CE-019)グランド部において、水の漏えい(漏えい量:約0.8リットル、放射能量:約1.05×103Bq)が認められたため、グランド部の増し締め及び清掃 |
|
7 |
1号機 |
超高圧開閉所のOFケーブル油槽圧力計において、指示不良が認められたため、圧力計を点検 |
|
8 |
2号機 |
原子炉建屋換気空調系給気処理装置用加熱蒸気戻り系のレシーバタンク水位スイッチ(LS-016)において、動作不良が認められたため、水位検出配管を清掃 |
|
9 |
3号機 |
燃料移動作業用通話設備において、ケーブル接続チェックシートへの記載ミス及び残件申し送り未実施による未接続(通話不能)が確認されたため、未接続箇所を接続及び再発防止検討 |
|
10 |
3号機 |
気体廃棄物処理系予冷器冷却機(A)の確認試験において、予冷器入り口温度が通常値より上昇する傾向が認められたため、膨張弁(FCV-F316A)を調整 |
|
11 |
3号機 |
気体廃棄物処理系予冷器冷却機(B)のフロンガス容量制御弁(F315B)において、規定値超えのリークが認められたため、弁のパッキンを交換 |
|
12 |
3号機 |
ドライウェル内照明器具のガードカバーにおいて、破損が認められたため、カバーを交換 |
|
13 |
3号機 |
中央操作室還気温度コントローラ(TIC207B)において、動作不良が認められたため、温度コントローラを点検 |
|
14 |
3号機 |
水圧制御ユニット(34-07)のラプチャーディスク部において、窒素ガスの微少漏えいが認められたため、ラプチャーディスクジを点検 |
|
15 |
3号機 |
取水設備スクリーン洗浄ポンプ(C)出口ストレーナオートベント弁(V057)において、海水の漏えいが認められたため、ベント弁を点検 |
|
16 |
3号機 |
原子炉冷却材浄化ろ過脱塩器(B)の工程監視回路において、異常が認められたため、基板を交換 |
|
17 |
3号機 |
補機冷却海水系電解鉄イオン供給装置海水供給ポンプ(C002A)のグランド部において、グランド水の多いことが認められたため、ポンプを点検 |
|
18 |
4号機 |
タービン駆動原子炉給水ポンプ(B)スラスト軸受後側温度記録計(TRS601)の指示値において、指示不良が認められたため、温度記録計を点検 |
|
19 |
4号機 |
中性子計装系平均出力領域モニタ(A)ゲインにおいて、管理値超えが認められたため、ゲインを調整 |
|
|
(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
|
|
|
|