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平成16年度 不適合管理委員会報告情報(平成16年12月15日分) |
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◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。
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平成16年12月15日(水)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。 |
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公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分 1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分 2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分 3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象 |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
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その他 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
備 考 |
1 |
1号機 |
原子炉冷却材浄化系非再生熱交換器の出口温度制御弁において、駆動用空気減圧弁(TCV-F161A)よりエアリークが認められたため、減圧弁を交換 |
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2 |
1号機 |
補機冷却海水系配管の内面ポリエチレンライニングにおいて、ピンホール及び膨れ等が認められたため、ライニングを補修 |
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3 |
1号機 |
補機冷却海水系配管のフランジ締め付け用ボルトにおいて、減肉(3箇所)が認められたため、ボルトを交換 |
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4 |
1号機 |
制御棒駆動水ポンプ潤滑油冷却器の出口温度指示計(TIS405A)において、動作スイッチ接点の動作不良が認められたため、温度指示スイッチを交換 |
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5 |
1号機 |
低圧炉心スプレイポンプの出口圧力計(PX-009)の元弁(F710A)の浸透探傷検査時、弁体当たり面に線状指示模様が認められたため、弁体を交換 |
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6 |
1号機 |
主蒸気隔離弁(MO-F003D)の浸透探傷検査時、弁体主シート面及びパイロット弁座シート面に線状指示模様が認められたため、シート機能を評価の上対応検討 |
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7 |
1号機 |
原子炉圧力抑制室の点検において、底部内張に孔食が認められたため、当該部を補修 |
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8 |
2号機 |
格納容器内雰囲気モニタ系の分析計入口流量計(FI-025A)において、指示不良が認められたため、流量計を交換 |
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9 |
3号機 |
事故後サンプリング設備液体サンプル用センディングステーション内の電磁弁(6台)において、制御用空気のシートリークが認められたため、電磁弁を交換 |
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10 |
3号機 |
主蒸気隔離弁(F002A~D,F003A~D)漏えい率試験(プラント停止後)の測定終了後の復旧時において、主蒸気隔離弁間の圧力が下がらないことが認められたため、要領書の操作手順を変更 |
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11 |
4号機 |
廃棄物処理系トレンチ内ストームドレンサンプポンプ(A)吐出逆止弁(F130A)において、動作不良が認められたため、逆止弁を点検 |
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12 |
4号機 |
廃棄物処理系トレンチ内ストームドレンサンプ(A)出口流量計(FT331A)において、指示不良が認められたため、流量計を点検 |
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13 |
4号機 |
中性子計装系平均出力モニタゲイン調整結果の報告(当直長宛)において、誤ったデータを添付したことが認められたため、正しいデータを再提出及び再発防止対策検討 |
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14 |
4号機 |
タービン建屋地下1階所内ボイラー凝縮水二次止め弁(F235)のハンドルにおいて、脱落が認められたため、ハンドル部を修理 |
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15 |
3.4号廃棄物処理設備 |
焼却設備排気放射線モニタ(B)系サンプリングラック(R961B)において、流量低の表示が発生し、サンプルポンプが停止したため、原因を調査 |
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16 |
3.4号廃棄物処理設備 |
プラスチック固化系粉体ホッパ出口弁乾燥用窒素供給流量計(F1329)の流量表示板において、塗装が剥がれていることが認められたため、表示板を交換 |
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(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
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