|
福島第二原子力発電所トップ
|
平成16年度 不適合管理委員会報告情報(平成16年12月13日分) |
|
|
|
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。
|
|
平成16年12月13日(月)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。 |
|
|
公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分 1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分 2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分 3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象 |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
|
|
|
|
|
その他 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
備 考 |
1 |
1号機 |
第4給水加熱器水位調節副弁(F008A,B)ボンネット部において、減肉が認められたため、ボンネットの強度を評価の上対応を検討 |
|
2 |
1号機 |
残留熱除去冷却海水系熱交換器出口弁(F210A)弁箱のライニングにおいて、損傷が認められたため、ライニングを補修 |
|
3 |
1号機 |
第2給水加熱器出口弁(F016A)の駆動部取付台のボルト・ナットにおいて、固着(2組/8組中)が認められたため、ボルト・ナットを交換 |
|
4 |
1号機 |
気体廃棄物処理系排ガス乾燥器(A)入口弁(AO-F016A)のベローズにおいて、亀裂が認められたため、ベローズの交換及び原因調査 |
|
5 |
1号機 |
気体廃棄物処理系排ガス乾燥器(B)出入口弁(AO-F017B,F016B)のベローズにおいて、亀裂が認められたため、ベローズの交換及び原因調査 |
|
6 |
1号機 |
残留熱除去系熱交換器(A)出入口弁(F107A,F106A)弁体シート面において、割れが認められたため、シート面の補修又は弁体交換 |
|
7 |
1号機 |
残留熱除去系試験可能逆止弁(F007A)リミットスイッチ側ロッドの先端部において、曲がりが認められたため、ロッドを交換 |
|
8 |
1号機 |
低圧蒸気タービン(C)下半ノズルダイヤフラムの水平継手面において、浸食が認められたため、溶接修理後、再検査 |
|
9 |
1号機 |
碍子洗浄防災設備排水ポンプ(B)において、MCC Aフィーダ過負荷の表示が発生し確認したところ、腐食劣化が確認されたため、ポンプを取替 |
|
10 |
1号機 |
原子炉建屋2階二重扉の押釦において、緩みが認められたため、ボルトを増し締め |
|
11 |
3号機 |
第6給水加熱器ドレン冷却器復水入口弁他3弁(F019C,F020A,F020C,LCV-F013A)において、グランドリ-クの痕跡が認められたため、グランドパッキンを交換 |
|
12 |
3号機 |
主タービン第8.9軸受ストレーナの油抜き作業において、2階オイルパン付近及び1階主発電機下部の床に油を漏えい(合計約1.5リットル)させてしまったため、清掃及び排出配管を点検 |
|
13 |
3号機 |
中性子源領域モニタ(B)のサーベランス時、中央制御室の裏盤指示計に指示不良が認められたため、モニタを点検 |
|
14 |
3号機 |
原子炉冷却材再循環ポンプトリップ計装ラック(R046)の扉において、変形が認められたため、扉を修理 |
|
15 |
4号機 |
コントロール建屋・サービス建屋ページング用ハンドセット(4セット)の基板において、回路不良が認められたため、ハンドセット内基板を交換 |
|
16 |
4号機 |
サービス建屋ページング用ハンドセットにおいて、ノイズが発生し声が聞き難くなるため、ハンドセットを点検 |
|
17 |
4号機 |
所内用圧縮空気系と計装用圧縮空気系連絡圧力調整弁駆動用空気減圧弁(PIC-013)において、エアリークが認められたため、減圧弁を点検 |
|
18 |
1.2号廃棄物処理設備 |
高電導度脱塩塔(A)樹脂出口弁(F537A)の電源投入時、MCC(1WS-3-5B)過負荷トリップの表示が発生し、当該弁の電源テストプラグが外れていることが認められたため、テストプラグを接続 |
|
|
(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
|
|
|
|