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平成16年度 不適合管理委員会報告情報(平成16年9月14日分)

 
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。


平成16年9月14日(火)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など



   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 1件
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 2号機 福島第二原子力発電所2号機使用済燃料プール内におけるビニール片等の発見・回収について ・9月13日公表済

   区分 3 : 該当なし

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 復水脱塩塔(B)再生中の樹脂貯蔵洗浄水弁(AO-F097)において、自動開しなかったことが確認されたため、原因を調査  
2 3号機 主復水器細管洗浄装置ボール回収器(A1)出口切替弁(MO-F009A)点検終了後の復旧時、手動操作用クラッチが動作し空転することが確認されたため、クラッチ機構を点検  
3 3号機 主復水器細管洗浄装置ボール回収器(A2)出口切替弁(MO-F010A)点検終了後の復旧時、手動操作用クラッチが動作し空転することが確認されたため、クラッチ機構を点検  
4 3号機 タービン駆動原子炉給水ポンプ(A)非常トリップ用電磁弁(SO-F065A)の接続部において、油のにじみが確認されたため、電磁弁を点検  
5 3号機 中性子計装系局部出力領域モニタ(08-17D)において、指示不良(ドリフト)が確認されたため、局部出力領域モニタを点検  
6 1.2号廃棄物処理設備 低電導度廃液系ろ過器の逆洗時、クラッド受タンク(A)液位高の表示が発生し逆洗工程が停止したことから、原因を調査  
7 補助ボイラー 補助ボイラー蒸気溜入口弁(F019B)の点検時、弁体シート面に指示模様が確認されたため、弁体を点検  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353

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