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平成16年度 不適合管理委員会報告情報(平成16年8月27.28.29日分)

 
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。


平成16年8月27.28.29日(金.土.日)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など



   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 1件
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1.2号廃棄物処理設備 1.2号機廃棄物処理建屋における水溜まり等の発見について 8月30日公表済み

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 原子炉隔離時冷却系タービン入口蒸気圧力計(PI609)において、指示不良が確認されたため、圧力計を点検  
2 1号機 原子炉隔離時冷却系の定例試験において、タービン手動トリップ後、待機状態にしようとしたが中央操作室にてリセットが出来ないことから、現場にてトリップ機構を調整し手動リセットした  
3 2号機 排ガス水素試料調整ラック除湿器(D020)内ファンにおいて、電源供給状態にもかかわらず動作しないことが確認されたため、除湿器を交換  
4 2号機 主発電機固定子巻線冷却水ポンプ(A)において、電動機負荷側垂直方向で振動が許容値超えが認められたため、電動機を点検  
5 2号機 主復水器空気抽出器ドレンUシールドレン弁(F593)において、にじみ程度のシートパスが確認されたため、閉止栓を施工  
6 2号機 主変圧器の起動試験において、界磁しゃ断器を投入時に主変圧器故障の表示が発生した、調査したところ手順書に不備が確認されたため、手順書を改訂  
7 2号機 主発電機自動電圧調整器試験の発電機界磁しゃ断器の開放時において、界磁巻線温度高の表示が発生したため、界磁巻線温度変換器を交換  
8 3号機 取水設備洗浄ポンプ(B)のグランド部において、グランド水の飛散が確認されたため、グランド部を点検  
9 3号機 主発電機密封油装置のドレン受けにおいて、排水され難いことが確認されたため、排水配管を清掃  
10 4号機 タービン駆動原子炉給水ポンプ中間抽出ラインの流量計(FI-218)において、指示不良が確認されたため、流量計を点検  
11 1.2号廃棄物処理設備 放射性ドレン移送系・使用済樹脂系・濃縮廃液系のシーケンスコントローラ(I系)点検後の起動の際、起動が出来ない事象が発生したため、原因を調査  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353

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