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平成16年度 不適合管理委員会報告情報(平成16年8月9日分)

 
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。


平成16年8月9日(月)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など



   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 該当なし

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 タービン建屋天井クレーンの使用後において、制御盤クーラーの電源切操作を怠たったことから、クーラーの結露水が受け容器から溢れ出て床面に滴下したため、床面の清掃と再発防止を徹底  
2 2号機 原子炉冷却材浄化系再循環ポンプ(B)において、トリップ要素の表示が無いにもかかわらず自動停止したため、原因を調査  
3 3号機 タービン補機冷却系熱交換器(C)トスフィルタ覗き窓のシャフトOリング溝・座金およびアクリル等において、腐食および摺動傷等が確認されたため、シャフトOリング溝・座金等を交換  
4 3号機 取水設備スクリーン洗浄水ポンプ(A,B)のモーター冷却用ファンカバーにおいて、腐食が確認されたため、ファンカバーの交換  
5 3号機 非常用ガス処理系排ガス放射線モニタにおいて、プロセス放射線モニタ下限/動作不能の表示が発生したため、当該モニタを点検  7月23日No.5の
関連不適合
6 3号機 換気空調機補機冷却系S/B冷水ポンプ(B)のグランド部において、飛散水が飛散カバ-を伝いリ-ク(3秒間に1滴程度)が確認されたため、グランドを増し締め  
7 4号機 復水ろ過装置制御盤逆洗空気リークオフ弁(AO-F-059)のランプ表示において、中間表示(弁は全開)していることが確認されたため、リミットスイッチを点検  
8 4号機 復水ろ過装置制御盤にて(C)塔が「停止」状態であるにもかかわらず、中央操作室(671-2)の表示は、「停止」状態になっていないことが確認されたため,原因を調査  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353

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