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平成16年度 不適合管理委員会報告情報(平成16年6月2日分)

 
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。


平成16年6月2日(水)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など



   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 該当なし

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 原子炉補機冷却系第二ループ熱交換器(A)水室の点検清掃において、細管にリークが確認されたため、当該細管を閉止  
2 1号機 取水設備トラベリングスクリーン(D)号機上部(駆動側)の点検時において、歯先ライナー(1箇所)の脱落が確認されたため、歯先ライナーを交換  
3 1号機 タービン補機冷却海水系熱交換器(A)の入口圧力計元弁において、水漏れ(シートパス)が確認されたため、元弁を点検  
4 1号機 原子炉建屋の広帯域外気差圧計において、動作不良が確認されたため、外気差圧計を点検  
5 1号機 廃棄物処理補機冷却系海水ホンプ( A )のグランド部において、シール水の多いことが確認されたため、グランド部を点検  
6 1号機 廃棄物処理補機冷却系海水ホンプ( B )のグランド部において、シール水の多いことが確認されたため、グランド部を点検  
7 2号機 水圧制御ユニットのエアーベント作業中において、「制御棒駆動機構アキュームレータ圧力低/水位高」の警報が発生し、水圧制御ユニット(50-11)の弁(C12-107)に漏れ(シートリーク)が確認されたため、弁を点検  
8 2号機 主要制御盤最終確認検査の放射線モニタ記録計盤内の目視点検において、ヒューズホルダに損傷(3箇所)が確認されたため、ヒューズホルダを交換  
9 2号機 燃料プール冷却材浄化系の原子炉ウェル水位計において、動作不良が確認されたため、水位計を点検  
10 2号機 油清浄機油面液位スイッチにおいて、絶縁不良及びケーブルの挟まれ傷が確認されたため、当該ケーブルを交換  
11 2号機 原子炉系逃し安全弁の漏えい温度記録計において、滑り軸に磨耗及び動作不良が確認されたため、滑り軸を交換  
12 3号機 中性子平均出力モニタ系(B)の記録計において、動作不良が確認されたため、記録計を点検  
13 3号機 燃料取替機主マストの点検時の主マスト滑車装置取り外し/取り付け作業において、ノックピンに変形(2箇所)が確認されたため、ノックピンを交換  
14 4号機 建屋内冷房装置の冷凍機凝縮器において、コイルに損傷が確認されたため、損傷箇所を修理  
15 4号機 復水器連続洗浄装置の貝分離装置(C)のベント配管フランジ部において、少量の漏えいが確認されたため、フランジ部を点検  
16 4号機 排ガス放射線モニタ(除湿冷却器出口)サンプルポンプの試運転において、ポンプより異音が確認されたため、ポンプを点検  
17 4号機 復水浄化系の復水ろ過器(F)出口導電率計において、パッキン部に微量のにじみが確認されたため、パッキン部を交換  
18 4号機 原子炉格納容器漏えい率のバウンダリ構成時において、中操の電動弁・空気作動弁のバウンダリ構成をしてから、現場の電動弁・空気作動弁のバウンダリ構成する手順であったが、手順が逆になったため、社外機関立会いの下、バウンダリ構成を解除した  
19 4号機 原子炉格納容器漏えい率のバウンダリ構成時において、チェックシートに誤記入(2箇所)したため、チェックシートを訂正  
20 4号機 原子炉格納容器漏えい率のバウンダリ構成時において、原子炉隔離時冷却系テスト可能逆止弁(内側)の全閉確認したところ、弁の開度計表示が約10%開状態であるため、開度計を点検  
21 3.4廃棄物処理設備 低電導度廃液系補助ろ過器の逆洗中において、ろ過器逆洗水タンク( B )の液位が低下せず警報が発生し、トリップする事象が確認されたため、計装配管及び液位計を点検  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353

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