不適合管理委員会報告情報（平成16年5月10日分）｜原子力

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平成１６年度不適合管理委員会報告情報（平成１６年５月１０日分）

　
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為（判断）とは異なる行為（判断）を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。

平成16年5月10日（月）に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡　例 ]

公表区分	事象の概要	主な具体例
区分１	法律に基づく報告事象等の重要な事象	・計画外の原子炉の停止　・発電所外への放射性物質の漏えい　・非常用炉心冷却系の作動　・火災の発生　　など
区分２	運転保守管理上、重要な事象	・安全上重要な機器等の軽度な故障　　　（技術基準に適合する場合）　・管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい　・原子炉等への異物の混入　　など
区分３	運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象	・計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化　・原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障　・主要パラメータの緩やかな変化　・人の負傷または病気の発生　　など
その他	上記以外の不適合事象	・日常小修理　　など

　　区分１　：　該当なし

　　区分２　：　該当なし

　　区分３　：　該当なし

その他
No.	号機等	不適合件名	備　考
1	１号機	復水ろ過装置差圧記録計において、記録用紙の交換間違いが認められたため、正規の記録用紙に交換
2	１号機	原子炉格納容器酸素濃度記録計において、指示不良が確認されたため、記録計を点検
3	１号機	タービン補機冷却系熱交換器（Ｂ）のドレン弁に、少量の水のシートパスが確認されたため、ドレン弁を点検
4	１号機	タービン補機冷却系熱交換器（Ｄ）の渦流フィルタにおいて、のぞき窓のハンドル付根部より、少量の水漏れが確認されたため、のぞき窓のハンドル付根部を点検
5	１号機	発電機固定子冷却水ポンプ（Ｂ）のメカニカルシール部に、少量の水漏れが確認されたため、メカニカルシール部を点検
6	２号機	原子炉格納容器漏えい率の社内検査時のバウンダリ再構成において、安全処置箇所の再点検を実施したところ、安全処置箇所の不備（端子の緩み）を発見したため、再安全処置を実施
7	２号機	原子炉格納容器漏えい率の社内検査時のバウンダリ弁再確認において、チェーンロック用の鍵が２箇所外れているのを発見したため、社外機関に当該弁の構成状態を確認していただき、新しい鍵を取付け実施
8	２号機	中央制御室制御盤内のケーブルバンドマーク表示が、破損及び不備（４箇所）があるため、ケーブルバンドマークを修理
9	２号機	中央制御室の制御盤内において、端子台番号のシールが剥がれているため、端子台番号のシールを取付け実施
10	３号機	原子炉補機冷却系の第２ループのサージタンクの水位が、徐々に低下しているため、原因を調査
11	３号機	コントロール建屋非常用電気品室の空調用冷凍機（Ｂ）が運転中のところ、「冷媒吸込圧力低」の警報により、冷凍機が停止したため、停止原因を調査
12	３号機	所内用圧縮空気系の中間冷却器（Ａ）入口ドレン弁に、少量のシートパスが確認されたため、ドレン弁を点検	Ｎｏ．１０の続報
13	1.2号廃棄物処理設備	屋外トレンチに設置してあるストームドレンサンプ（Ｃ）において、吐出側逆止弁（Ｇ１１－Ｆ３３８Ｊ）の動作不良が確認されたため、逆止弁を点検
14	1.2号廃棄物処理設備	１号機放水口への放出流量記録計の記録用紙ホルダが、外れやすいため、記録計を点検
15	3,4号廃棄物処理設備	廃棄物処理建屋の換気空調系所内蒸気戻り配管の保温材カバーが外れているため、保温材カバーを修理
16	補助ボイラー	電気ボイラーの試運転中（ホットスタンバイ状態）において、補助ヒーターが自然停止した。制御盤で補助ヒーターの制御を「自動」から「手動」に切替えて、「入」操作を実施しても、補助ヒーターが入らないことから、制御盤を調査
17	その他	水処理系空気圧縮機の定例切替時において、圧縮機（Ａ）の吐出圧力計に指示不良が確認されたため、圧力計を点検

（お問い合わせ）
　福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
　電　話　０２４０－２５－１３５３

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