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平成16年度 不適合管理委員会報告情報(平成16年4月30日分)

 
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。


平成16年4月30日(金)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など



   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 該当なし

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 屋外トレンチに設置してある、ストームドレンサンプポンプ(B)の起動時に、移送流量が出ないため、オートベントを点検  
2 1号機 屋外トレンチに設置してある、ストームドレンサンプポンプ(I)の起動時に、移送流量が出ないため、オートベントを点検  
3 1号機 屋外トレンチに設置してある、ストームドレンサンプポンプ(B)において、出口逆止弁(G11-F338B)に、動作不良が確認されたため、逆止弁を点検  
4 1号機 屋外トレンチに設置してある、ストームドレンサンプポンプ(I)において、出口逆止弁(G11-F338I)に、動作不良が確認されたため、逆止弁を点検  
5 1号機 屋外トレンチに設置してある、ストームドレンサンプ(B)において、移送側逆止弁(G11-F341B)に、動作不良が確認されたため、逆止弁を点検  
6 1号機 原子炉建屋に設置してある、ストームドレンサンプ(A)において、移送側逆止弁(G11-F304A)に、動作不良が確認されたため、逆止弁を点検  
7 2号機 原子炉格納容器漏えい率の社内検査において、バウンダリの一部解除時に、バウンダリ弁チェックシートの記入時に、誤記入(1箇所)をしたため、チェックシートを訂正  
8 2号機 自動減圧系の電源表示ランプが点灯しないため、ランプを点検修理  
9 2号機 品質管理グループのパトロール時に、「中操制御盤の警報確認用ボタン周りの塗装がはがれている」との指摘があったため、当該箇所を塗装  
10 2号機 タービン建屋弁グランド部漏えい処理系および封水系において、圧力調整弁(PCV-402)の動作不良が確認されたため、圧力調整弁を点検  
11 2号機 タービン建屋弁グランド部漏えい処理系および封水系において、安全弁(F-405)の動作不良が確認されたため、安全弁を点検  
12 2号機 タービン建屋弁グランド部漏えい処理系および封水系において、圧力調整弁の前弁(F-401)のシートパスが確認されたため、当該弁を点検  
13 2号機 原子炉格納容器漏えい率の社内検査において、弁間漏えい試験の開始前にガラス製温度計の現品と校正記録を照合したところ、現品の製造番号と違った校正記録であったため、校正記録と一致した計器で試験を実施  
14 2号機 蒸気タービン(ホ)項使用前検査(負荷検査)の検査要領書を再確認したところ、負荷検査の測定項目一覧表及び負荷検査記録の内容記載に誤記が判明したため、当該箇所を差し替えすることで、経済産業省と調整  
15 3号機 電解鉄イオン供給装置において、電極棒が使用期限を超えたため、電極棒を交換  
16 3号機 復水器連続洗浄装置において、大型貝分離装置制御盤内の蛍光灯(4本)が切れているため、蛍光灯を交換  
17 3号機 主排気筒モニタにおいて、サンプリングラック(B)サンプルポンプに、異音が発生しているため、ポンプを点検  
18 4号機 (独法人)原子力安全基盤機構に提出した核燃料輸送物(7個)輸送に関する申請書の記載において、放射能強度等に誤記が確認されたため、修正し、補正申請  
19 3.4廃棄物処理設備 固化系の開始剤供給ポンプにおいて、クランクケース側から、圧力抑制缶へ油が移動するため、ポンプを点検  
20 3.4廃棄物処理設備 濃縮廃液タンク(C)の液位計において、指示不良が確認されたため、液位計を点検  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353

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