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平成16年度 不適合管理委員会報告情報(平成16年4月7日分) |
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◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。
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平成16年4月7日(水)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。 |
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公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分 1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分 2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分 3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象 |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
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その他 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
備 考 |
1 |
2号機 |
原子炉再循環M/Gセット(電動機・発電機)の点検用ホイストにおいて、フック止め金具に変形が確認されたため、フック止め金具を交換 |
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2 |
2号機 |
原子炉建屋天井クレーン補巻の定期検査(社内検査)時に、電磁ブレーキストローク指針目盛が磨耗限界位置を若干超えていることが確認されたため、電磁ブレーキのストロークを調整 |
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3 |
2号機 |
原子炉及びタービン補機冷却系海水ポンプのグランド部に、少量の海水漏れが確認されたため、グランド部を点検 |
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4 |
3号機 |
熱交換器建屋の海水ストームドレンファンネル内に、少量の水溜りがあるのを確認したため、ファンネル内を清掃 |
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5 |
3号機 |
タービン建屋換気空調系の給気フィルタが詰まり傾向にあるため、フイルターを交換 |
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6 |
4号機 |
送電電圧制御装置(PSVR)の発電機電圧演算基板において、基板出力がずれていることが認められたため、工場に返送し調査 |
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7 |
4号機 |
復水ろ過器点検用モノレール切替装置の電源盤が過負荷トリップしたため、切替装置を点検 |
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8 |
4号機 |
パワーセンタ(4B-1)地絡電圧が5~10V発生していたため、パワーセンタの負荷を調査し、復水器連続洗浄装置のボール循環ポンプ電源を「OFF」したところ、地絡電圧がなくなったため、ポンプのモーター等を点検 |
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9 |
4号機 |
復水器連続洗浄装置のボール補集器差圧計において、指示不良が確認されたため、差圧計を点検 |
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10 |
4号機 |
原子炉及びタービン補機冷却系海水ポンプのグランド部飛散防止カバーの留め金具に、破損が確認されたため、留め金具を修理 |
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11 |
4号機 |
化学管理報告書おいて、復水ろ過装置出入口水の導電率計は、指示不良により点検中にも係わらず、その値を読取り記載してしまったため、報告書を訂正 |
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12 |
その他 |
放射線業務従事者に係わる教育訓練手順書において、教育訓練の項目・時間数について省略項目が反映されていなかったため、教育訓練手順書を訂正 |
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13 |
その他 |
補助ボイラーの導電率検出器(予備)の工場検査において、未校正の伝送器を使用してセル定数の測定を行ってしまったため、再度セル定数測定を行った |
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14 |
その他 |
一次水処理圧搾用空気圧縮機の吐出圧力計に、指示不良が確認されたため、吐出圧力計を点検 |
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(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
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