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平成16年度 不適合管理委員会報告情報(平成16年4月6日分)

 
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。


平成16年4月6日(火)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など



   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 該当なし

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 潤滑油系の主油タンクガス抽出機において、給油口閉止キャップが取付けられていないことが確認されたため、閉止キャップを取付  
2 1号機 チャコール建屋1階の除染シンクの給水入口弁において、弁グランド部に微少の漏れ(滲み)が確認されたため、当該弁を点検  
3 2号機 コントロール建屋換気空調系の電気品室冷凍機空冷コンデンサファン(C3)のブラケット軸受ハウジングの測定値が基準値を超えているため、当該ハウジングを点検  
4 2号機 コントロール建屋換気空調系の電気品室冷凍機空冷コンデンサファン(C4)のブラケット軸受ハウジングの測定値が基準値を超えているため、当該ハウジングを点検  
5 2号機 原子炉補機冷却系の第2ループの熱交換器(B)において、細管から漏れている可能性があるため、当該熱交換器を点検  
6 3号機 総合負荷検査(社内自主検査)及び総合負荷性能検査実施要領書において、炉水サンプリング・測定に関する検査手順の一部に不備があったため、実施要領書を訂正  
7 4号機 給水加熱器水位調節弁ほか4台の空気作動弁用減圧弁及び継手部において、微少の空気漏れが確認されたため、当該箇所を点検  
8 4号機 復水浄化系の復水ポンプ電動機用「温度検出器」において、中継端子箱から電線管の間のフレキシブルコネクター部に損傷が確認されたため、当該フレキシブルコネクター部を交換  
9 4号機 所内用圧縮空気系の工事用空気元弁(P51-F215)に、微少の漏れ(シートパス)が確認されたため、当該弁を点検  
10 4号機 所内用圧縮空気系の工事用空気元弁(P51-F230)に、微少の漏れ(シートパス)が確認されたため、当該弁を点検  
11 4号機 復水ろ過装置入口導電率計の現場指示計の指示値と中操記録計の指示値に相違が確認されたため、計器を点検  
12 4号機 復水ろ過装置出口導電率計の現場指示計の指示値と中操記録計の指示値に相違が確認されたため、計器を点検  
13 4号機 復水・給水系の電動機駆動原子炉給水ポンプ(A)の弁及び計器等より、微少の油漏れが確認されたため 、当該機器を点検  
14 4号機 復水・給水系の電動機駆動原子炉給水ポンプ(B)の弁及び計器等より、微少の油漏れが確認されたため 、当該機器を点検  
15 1.2廃棄物処理設備 廃棄物処理補機冷却海水ポンプ(A)のグランド部の漏えい水が受皿より少量漏れているため、当該グランド部を点検  
16 1.2廃棄物処理設備 洗濯廃液系給気冷却コイル修理工事において、本来、ボリュームダンパ復旧後に空調機を起動すべきところ、手順を誤り初めに空調機を起動したため、ボリュームダンパの復旧が出来なくなったことから、空調機を停止し、ボリュームダンパを復旧し、空調機を再度起動した  
17 1.2廃棄物処理設備 洗濯廃液系のろ過器が詰まり傾向にあるため、ろ過器を点検  
18 3.4廃棄物処理設備 廃棄物処理建屋換気空調系の排気高性能粒子フィルタに詰まり傾向があるため、当該フィルターを交換  
19 3.4廃棄物処理設備 廃棄物処理建屋換気空調系の排気プレフィルタに詰まり傾向があるため、当該フィルターを交換  
20 サイトバンカ サイトバンカ設備の所内空気圧縮機用安全弁の動作試験において、安全弁に動作不良が確認されたため、当該弁を点検  
21 補助ボイラ 補助ボイラ試料採取シンクのドレン配管において、詰まりがあったためサンプリング水がサンプリングシンク側へ逆流し、シンクから少量の水漏れが発生したため、ドレン配管を清掃  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353

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