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平成15年度 不適合管理委員会報告情報(平成16年3月23日分)

 
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。


平成16年3月23日(火)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など


   区分 1 : 該当なし
   区分 2 : 該当なし
   区分 3 : 該当なし

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 主変圧器吸湿呼吸器内のシリカゲルの劣化及びオイルカップ内のオイルの劣化が確認されたため、シリカゲル及びオイルを交換  
2 1号機 気体廃棄物処理系の気水分離器出口「水素濃度記録計」に、指示不良が確認されたため、当該記録計を点検  
3 1号機 局部出力系中性子モニタ(32-25A)に、指示不良が確認されたため、当該モニタを点検  
4 2号機 原子炉格納容器漏えい率社内検査のバウンダリ再構成時に、南東バルブ室内で操作禁止タグの落下を確認したため、操作禁止タグを取付  
5 2号機 原子炉格納容器漏えい率社内検査のバウンダリ再構成時に、バウンダリ弁チェックシートに誤記入(5箇所)があったため、チェックシートを訂正  
6 2号機 原子炉格納容器漏えい率社内検査のバウンダリ再構成時に、バウンダリ弁チェックシートに誤記入(2箇所)があったため、チェックシートを訂正  
7 2号機 所内用空気圧縮空気系の空気圧縮機の潤滑油圧力が通常より低いため、空気圧縮機を点検  
8 3号機 補機冷却海水系の電解鉄イオン供給装置電解槽「入口ストレーナ差圧計」に、指示不良が確認されたため、差圧計を点検  
9 1.2廃棄物処理設備 高電導度廃液系の脱塩塔出口「導電率計」に、指示不良が確認されたため、導電率計を点検  
10 1.2廃棄物処理設備 復水ろ過装置の逆洗時に、ろ過装置逆洗受タンクのレベル指示が通常値より低いため、当該指示計が不良と思われるので点検  
11 3.4廃棄物処理設備 換気空調系の充填固化室排気プレフィルタの差圧が高くなってきたため、フイルタを交換  
12 3.4廃棄物処理設備 換気空調系の排気フィルタ高性能粒子フィルタ(B-1)の差圧が高くなってきたため、フイルタを交換  
13 3.4廃棄物処理設備 換気空調系の排気フィルタ高性能粒子フィルタ(C-2)の差圧が高くなってきたため、フイルタを交換  
14 サイトバンカ サイトバンカ建屋換気空調系の排気放射線モニタ記録計のチャート残量確認の際、電源スイッチに触れ電源を切ってしまい、欠測となった  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353

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