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平成15年度 不適合管理委員会報告情報(平成16年3月19日分)

 
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。


平成16年3月19日(金)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など


   区分 1 : 該当なし
   区分 2 : 該当なし
   区分 3 : 該当なし

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 非常用ガス処理装置の定例試験時において、流量制御弁開度計に指示不良が確認されたため、当該弁の開度計を点検  
2 2号機 タービン建屋、原子炉建屋の分電盤ブレーカー点検において、動作不良及び損傷が確認されたため、ブレーカーの部品取替え及び修理  
3 3号機 復水器連続洗浄装置のボール捕集器差圧計の検出配管のフランジボルトを交換しようとしたところ、近くを通っている配管が干渉しており、ボルトがフランジ部より抜けないため、配管のルート変更又は差圧計検出器配管フランジの移設を検討  
4 3号機 残留熱除去機器冷却系海水ポンプの起動時に、ポンプグランド部に微少の海水漏れが確認されたため、グランド部を点検  
5 4号機 原子炉建屋のエリア放射線モニタフレキシブルチューブの電線管と、フレキシブルチューブをつなぐグランドナットが損傷しているため、グランドナットを交換  
6 1.2廃棄物処理設備 所内蒸気のレシーバタンク水位計の点検時に、水位計用元弁が閉動作出来なかったため、水位計元弁を点検  
7 1.2廃棄物処理設備 低電導度液体廃棄物処理設備系の点検時に、ろ過器出口濁度サンプル流量計に指示不良が確認されたため、流量計を点検  
8 3.4廃棄物処理設備 雑固体廃棄物焼却設備の1次セラミックフィルタの灰取出箱のグローブが損傷しているため、グローブを交換  
9 その他 事務本館電子計算機室のホスト計算機撤去作業において、電源停止をする前に仮設電源を設置すべきところ設置しなかったため、所内OA用のサーバを停止させてしまった  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353

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● 平成15年12月分
● 平成16年01月分
● 平成16年02月分
● 平成16年03月分


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