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平成15年度 不適合管理委員会報告情報(平成16年1月29日分) |
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◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。
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平成16年1月29日(木)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。 |
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公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分 1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分 2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分 3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象 |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
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区分 3 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
備 考 |
1 |
2号機 |
ジェツトポンプ計測配管クランプ取付部を水中カメラで点検していたところ、ジエットポンプ計測配管の一箇所にひびが確認された。運転に直ちに影響を及ぼすものではなが今後詳細に調査していく。 |
・1月30日公表済 |
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その他 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
備 考 |
1 |
1号機 |
タービン建屋屋上の主排気ダクト用雨仕舞を修理作業中において、基礎モルタル部の一部が欠損していたため、基礎モルタル部(コンクリート)を修理 |
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2 |
1号機 |
サービス建屋プロセス計算機室空調機(B)号機より定例切替で(A)号機に切替えをしたところ、(A)号機に過負荷トリップがおきたため、空調機(A)号機の点検修理 |
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3 |
2号機 |
タービン建屋主蒸気配管トンネル室床上に、油たまりを発見し、周囲を確認したところオイルスナッパー銅管の付け根に変形があるため、銅管を交換 |
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4 |
2号機 |
油清浄機ガス抽出機のインペラ交換において、受入性能試験を行ったところ設置時の仕様相違が確認された。メーカーへ詳細仕様を明示せず、仕様相違が生じたものと推定される。既設品の容量で問題ないため、既設品と同等品と取替えて図書の差替及び機器銘板の記載変更 |
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5 |
2号機 |
巡視点検時、計装用圧縮空気系空気圧縮機(A)の内部点検用カバーボルト下部に少量の油たまりを発見したため、油を拭き取り後、油の漏れがないことを確認 |
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6 |
2号機 |
タービン建屋オペフロ給気排気ファンの軸受温度計に指示不良があるため、軸受温度計を点検修理 |
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7 |
3号機 |
タービン建屋オペフロホイスト(A)の部品ゴムバッファにひび割れが見られるため、ゴムバッファの交換 |
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8 |
3号機 |
活性炭ホールトアップ建屋の主冷凍機(A)の点検時、冷水側・冷却水側水室カバーボルトに錆及び腐食があるため、水室カバーボルトの交換 |
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9 |
4号機 |
蒸気加減弁NO4注油シリンダーのダンプパイプ組立取付面に油の滲みがあるため、ダンプパイプ組立品を取外たところ、Oリングの一部に欠損を発見した。Oリングの交換 |
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10 |
4号機 |
点検後の試験時において、換気空調補機冷却系のホットガスバイパス弁が開度操作中に作動しなくなったため、ホットバイパス弁の位置検出装置、点検修理 |
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11 |
4号機 |
補機冷却海水系の電解鉄イオン整流器盤の直流電流計の点検校正時、直流電流計の指示に誤差があり調整しても、所定の管理値内に入らないため、直流電流計を交換 |
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12 |
4号機 |
補機冷却海水系の電解鉄イオン整流器盤のシーケンス試験及び警報試験時、シーケンスと盤内配線及び取付機器に不整合があったため、電解鉄イオン整流器盤内配線確認及び図面修正 |
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13 |
1.2号機廃棄物処理設備 |
巡視点検時、復水ろ過装置逆洗受ポンプ吐出弁のグランド部より漏れ(15秒に1滴程度)があるため、吐出弁を点検 |
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14 |
1.2号機廃棄物処理設備 |
1.2号機廃棄物処理建物屋洗濯装置排気エアフィルタの差圧が大きくなったため、フィルタを交換 |
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15 |
3.4号機廃棄物処理設備 |
廃棄物処理設備の給気加熱(A)コイル入口配管より蒸気漏れを発見したため、配管を修理 |
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16 |
その他 |
500Kv開閉所北側バルフピットのハツリ作業中において、コンクリート下部に埋設の既設電線管に穴を開けてしまったため、電線管内ケーブル点検、電線管を交換 |
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17 |
その他 |
巡視点検時において、水処理排水処理設備のろ過器槽連絡管下部溶接線に腐食がみられたため、ろ過器槽連絡管を点検 |
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18 |
その他 |
監視中において、水処理排水処理設備の純水装置で警報が発生して、真空装置の堰に少量の純水の漏れを確認したため、純水装置を調査 |
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19 |
補助ボイラー設備 |
補助ボイラー設備の試運転中において、脱気器(A)と脱気器(B)との連結運転のため、連結管弁を開けたところ脱気器(A)側のボイラーベントコンデンサー配管内の圧力が不安定になり、大気放出ベント口より凝縮水(約1リットル)漏れを発生させた。 |
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(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
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