不適合管理委員会報告情報（平成16年1月13日分）｜原子力

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平成１５年度不適合管理委員会報告情報（平成１６年１月１３日分）

　
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為（判断）とは異なる行為（判断）を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。

平成16年1月13日（火）に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡　例 ]

公表区分	事象の概要	主な具体例
区分１	法律に基づく報告事象等の重要な事象	・計画外の原子炉の停止　・発電所外への放射性物質の漏えい　・非常用炉心冷却系の作動　・火災の発生　　など
区分２	運転保守管理上、重要な事象	・安全上重要な機器等の軽度な故障　　　（技術基準に適合する場合）　・管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい　・原子炉等への異物の混入　　など
区分３	運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象	・計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化　・原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障　・主要パラメータの緩やかな変化　・人の負傷または病気の発生　　など
その他	上記以外の不適合事象	・日常小修理　　など

　　区分１　：　該当なし

　　区分２　：　該当なし

　　区分３　：　該当なし

その他
No.	号機等	不適合件名	備　考
1	１号機	苛性ソーダ貯槽タンクの点検時、タンク出口弁の操作ハンドルが空回りすることが認められたため、弁を点検
2	２号機	加熱蒸気系の復水貯蔵タンク出口安全弁の排気管の温度が上昇していることから、安全弁のシートリークと考えられるため、安全弁を点検
3	２号機	高圧炉心スプレイ系の圧力抑制室戻り調節弁の作動試験において、閉側のベレビルスプリングたわみ量が一定せず、変動が大きいため、電動駆動部を点検
4	２号機	原子炉格納容器の機器搬入用ハッチ締付け用ボルト・ワッシャーを点検したところ、ワッシャーにヘタリが認められたため、ワッシャー（３０個）を取替
5	２号機	復水ろ過装置制御盤扉開閉時、検出スイッチが不良のため、盤内照明が消灯しないことから、扉開閉時検出スイッチを修理
6	３号機	主冷凍機の点検時、冷却水水室カバーの取付ボルト（２００本）に錆及び腐食が認められたため、ボルトを交換
7	３号機	「中央制御室還気温度高」警報が発生したため、現場確認したところ、温度設定が２４℃にもかかわらず、実室温が２６．９℃で冷凍機のベーン開度が０％と、温度制御不良が認められたため、温度制御部を点検
8	３号機	復水ろ過装置の入口圧力／差圧記録計の差圧記録用インクが切れて、欠測していたため、指示に有意な変化のないことを確認し、インクを補充
9	３号機	平均出力領域モニター機能試験後、中間領域モニター（Ｄ）／平均出力領域モニター（Ｆ）記録計の切替スイッチが、中間領域モニター（Ｄ）側に切替えられていなかったため、記録計切替スイッチを切替
10	１・２号廃棄物処理設備	サンプ動作記録計の点検時、ＮＯ．４チャンネルの表示器（ディスプレー）の表示が、無表示及び印字が印刷されないため、サンプ動作記録計の回路基板を取替
11	１・２号廃棄物処理設備	屋外トレンチストームドレンサンプポンプの点検時、電動機シャフトの負荷側ジャーナル部外径寸法が、管理値を超えているため、シャフトを修理
12	３・４号廃棄物処理設備	ホツトシャワーサンプポンプ（Ｂ）の点検時、電動機シャフト外径及び負荷側ジャーナル部外径寸法が、管理値を超えているため、シャフトを修理

（お問い合わせ）
　福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
　電　話　０２４０－２５－１３５３

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