|
福島第二原子力発電所トップ
|
平成15年度 不適合管理委員会報告情報(平成15年12月25日分) |
|
|
|
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。
|
|
平成15年12月25日(木)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。 |
|
|
公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分 1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分 2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分 3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象 |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
|
|
|
|
|
その他 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
備 考 |
1 |
1号機 |
気体廃棄物処理系のホールドアップ塔入口放射線モニタ記録計のチャート紙を入れ間違いえていたため、適正なチャート紙に交換 |
|
2 |
2号機 |
プロセス計算機の点検時にデータ通信不良が認められたため、通信回路を調査 |
|
3 |
2号機 |
格納容器冷却系の冷凍機試運転時、冷凍機蒸発器の冷水入口温度スイッチ配線図の誤りに気ずかず配線を誤接続したため、配線図と接続を修正 |
|
4 |
2号機 |
主タービン制御装置点検時、差動トランスの絶縁抵抗の測定をしたところ抵抗値の低下が認められたため、ケーブル及び端子台を交換 |
|
5 |
2号機 |
非常用ディーゼル発電機用の軽油タンクの側面マンホール内面に溶接ブローホールが認められたため、ブローホールを修理 |
|
6 |
2号機 |
残留熱除去冷却系の系統水張り時、16台の弁にシートリークが認められたため、弁を点検 |
|
7 |
3号機 |
消防の危険物立入検査において軽油タンクの通気管フィルタ及び防油提内の架台等に腐食が認められたため、フィルタ及び架台等を修理 |
|
8 |
4号機 |
ページング用ハンドセットの点検時、電源基板に不良のあるハンドセット10台が認められたため、基板を修理 |
|
9 |
4号機 |
消防の危険物立入検査において軽油タンクの通気管フィルタに破れが認められたため、フィルタを交換 |
|
10 |
4号機 |
消防の危険物立入検査において軽油タンクの防油提内の架台等に腐食が認められたため、架台等を修理 |
|
11 |
1・2号廃棄物処理設備 |
燃料プール冷却浄化系の逆洗受ポンプ(A)の空気作動吐出弁が開しないため、弁を点検 |
|
12 |
1・2号廃棄物処理設備 |
モルタル供給装置のチューブポンフから洗浄水のリークが認められたため、チューブポンプを修理 |
|
13 |
3・4号廃棄物処理設備 |
電源盤の点検時、盤の扉の扉開閉検出用スイッチの破損が認められたため、スイッチの交換 |
|
14 |
3・4号廃棄物処理設備 |
電源盤点検時、7個のサーマルリレーのリセットボタンが戻らないため、サーマルリレーを交換 |
|
15 |
3・4号廃棄物処理設備 |
電源盤点検時、静止型過電流継電器のコネクタに破損が認められたため、コネクタを交換 |
|
16 |
その他 |
水処理装置の点検時、水酸化ナトリウムポンプ(B)のカップリングにき裂が認められたため、カップリングを交換 |
|
17 |
その他 |
水質管理要領で水質分析頻度の見直しが行われたが、実作業分析頻度に反映されていなかったため、実作業分析頻度を変更 |
|
|
(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
|
|
|
|