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平成15年度 不適合管理委員会報告情報(平成15年11月28日分)

 
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。


平成15年11月28日(金)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など


   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 該当なし

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 復水器循環水逆洗弁ピットのサンプ(B)ポンプの点検時、吐出ドレン配管の折損が認められたため、配管を修理  
2 1号機 化学分析室換気空調系の点検時、排風機吸込ベーンに付属の小型圧力計が精度の基準を超えていたため、小型圧力計を交換  
3 2号機 残留熱除去冷却水ポンプ(A)(C)の点検時、シャフト等の腐食が認められたが機能上問題無いため、次回点検時に腐食進行を追跡調査  
4 2号機 残留熱除去ポンプ(A)の点検時、ケーシングに腐食と浸食が認められたが機能上問題がないため、次回点検時に腐食進行を追跡調査  
5 2号機 残留熱除去ポンプ(A)の点検時、シャフトに腐食が認められたが機能上問題ないため、次回点検時に腐食進行を追跡調査  
6 2号機 圧力抑制室の点検時、水面上部空間の構造物に塗装剥離及び錆が認められたため、補修塗装   
7 2号機 試料採取系の点検時、格納容器酸素濃度分析計用の電磁弁に異音が認められたため、電磁弁を交換  
8 3号機 タービン複合中間弁の開閉試験時、テスト電磁弁の一時的な不良により複合中間弁の作動不良が認められたため、電磁弁を交換  
9 3号機 タービン蒸気加減弁の開閉試験時、中操にある加減弁の開度計の指示に引っかかりが認められたため調査  
10 4号機 残留熱除去機器冷却系のオリフィスフランジ部の保温材に漏水のこん跡が認められたため、フランジ部を点検  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353

過去のデータは、こちらをクリックしてください。
● 平成15年11月分


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