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福島第二原子力発電所4号機の制御棒の点検状況について |
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平成15年10月6日
東京電力株式会社
福島第二原子力発電所
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当所4号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)につきましては、第12回定期検査を実施しておりますが、当所3号機の制御棒にひびおよび線状模様が確認されている(5月28日、6月27日、7月29日お知らせ済み)ことから、念のため、使用中の制御棒2本(ハフニウム型)について平成15年10月1日より目視点検を実施いたしました。
その結果、本日までに2本について以下を確認いたしました。
・ハンドル部ガイドローラ※1取付部近傍にひび
・制御棒表面のシース※2とハフニウム板固定部材の溶接部近傍にひび
およびひびと思われる線状模様
また、1本にはハンドル部とシース部をつなぐ溶接部近傍にひびが確認されました。
ひびの原因はいずれも応力腐食割れと推定されますが、評価がまとまり次第お知らせいたします。
なお、3号機で確認されたシース表面の線状模様(上記お知らせ済み)については、丁寧にブラッシングを行い点検を実施したところ、ひびではない擦り傷と確認されました。
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以 上 |
※1 ガイドローラ
制御棒が燃料集合体の間で円滑に動くようにするため取り付けられているローラ
※2 シース
中性子を吸収する材料を外側から包み込む鞘(さや)
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