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福島第二原子力発電所4号機の制御棒の点検終了について |
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平成15年11月19日
東京電力株式会社
福島第二原子力発電所
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当所4号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)につきましては、平成15年2月1日より第12回定期検査を実施しておりますが、当所3号機の制御棒にひび等が確認されていることから、4号機の制御棒2本(ハフニウム型)について目視点検を実施したところ、ハンドル部ガイドローラ※1取付部近傍、および制御棒表面のシース※2とハフニウム板固定部材の溶接部近傍に、ひびおよびひびと思われる線状模様を確認いたしました。また、1本にはハンドル部とシース部をつなぐ溶接部近傍にひびを確認いたしました。(10月6日お知らせ済み)
その後、ひびの形状等を精査した結果、ひびの原因はいずれも応力腐食割れと推定されました。また、健全性について評価を行った結果、当該制御棒にひびのある状態でスクラム※3などによる力が加わっても、挿入が阻害されたり部品が脱落することはなく、機能ならびに安全性に影響を与えるものではないことを確認いたしました。当該制御棒については、継続して使用することといたします。
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以 上 |
※1 ガイドローラ
制御棒が燃料集合体の間で円滑に動くようにするため取り付けられているローラ
※2 シース
中性子を吸収する材料を外側から包み込む鞘(さや)
※3 スクラム
原子炉の緊急停止の際に制御棒が急速挿入する動作 |
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