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福島第二原子力発電所4号機における運転上の制限の逸脱について |
平成16年10月17日
東京電力株式会社
福島第二原子力発電所
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当所4号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)につきましては、原子炉起動中ですが、原子炉隔離時冷却系*1の運転確認試験において、本系統の蒸気加減弁が全開となるべきところ、中間位置で停止しました。このため、原子炉隔離時冷却系が動作可能な状況にないことから、本日午前8時37分、保安規定第41条で定める「運転上の制限*2」を満足していないと判断いたしました。
起動操作は中断しており、今後、原因について調査いたします。
なお、本事象による外部への放射能の影響はありません。
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以 上
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*1:原子炉隔離時冷却系
何らかの原因により、通常の原子炉給水系が使用不可となり、原子炉水位が低下した場合等に
おいて、原子炉の蒸気を駆動源にしてポンプを回し、原子炉の水位確保および炉心の冷却を行う
系統。なお、本系統は非常用炉心冷却系ではありません。
*2:運転上の制限
保安規定では原子炉の運転に関し、「運転上の制限」や「運転上の制限を満足しない場合に要求
される措置」等が定められており、運転上の制限を満足しない場合には、要求される措置に基づき
対応することになる。
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