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福島第二原子力発電所3号機シュラウドの補修作業の開始について |
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平成15年5月20日
東京電力株式会社
福島第二原子力発電所 |
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国の「原子力発電設備の健全性評価等に関する小委員会」においては、シュラウドおよび原子炉再循環系配管で確認された「ひび」について「中間とりまとめ」が報告されておりますが、当社はこの結論を踏まえ、シュラウドで確認された「ひび」については、ごく軽微なもの及びシュラウドの健全性に影響を与えないものを除き、全ての「ひび」を除去することとしております。(3月11日お知らせ済み)
当所3号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)は、シュラウド中間部リング溶接線(H3)と中間部胴溶接線(H4)近傍の3ヶ所のひびに対する補修工事について、昨日、経済産業大臣から工事開始を認める旨の通知をいただきました。つきましては、本日より当該部位について補修作業を開始いたしましたのでお知らせします。
なお、補修工事につきましては、放電加工(注1)によりひびを除去し、応力改善のために磨き加工(注2)を行うこととしており、電気事業法第48条第1項の規定にもとづき、4月25日、経済産業大臣に工事計画届出書を提出しております。
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注1:放電加工(EDM:Electrical Discharge Machining)
電極からの放電によりひびの部位を溶融させて除去する方法
注2:磨き加工
研磨砥粒を接着させたナイロン繊維の表面処理材で磨くことによって、表面の残留応力改善を図る方法
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