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3号機残留熱除去系蒸気凝縮配管(A)の圧力上昇について
  

 3号機は定期検査後の調整運転中ですが、平成16年3月5日午前9時00分頃、残留熱除去系蒸気凝縮配管※1(A)の圧力が上昇していることを確認いたしました。同配管の分岐部手動仕切弁※2のシート部より、微小な蒸気の下流側配管系内への漏えいがあると考えられたことから、弁の増締め作業を実施いたしました。
 しかし、3月6日以降も下流側配管の圧力上昇がみられることから、今後、監視を継続しながら、シート部からの漏えいの可能性も含め調査を実施いたします。
 シート部より漏えいした蒸気は、同一配管内の下流側へ漏れ出ます。また、下流側配管に溜まった気体の取り扱いは、その漏えいの状況を判断し、復水器へ逃がす場合と、換気空調系に逃がす場合があります。今回、配管の圧力を抜く操作を行った際には、配管内への滞留量が少ないこと、また、蒸気中の放射能はきわめて半減期が短く、配管内に一定時間滞留しており、放射能の大半が減衰することから、換気空調系から逃がしました。換気空調系に逃がした気体は主排気筒から排出しましたが、排気放射線モニタおよび主排気筒放射線モニタの変化はなく、外部への放射能の影響はありません。

以 上
※1残留熱除去系蒸気凝縮配管
     原子炉が高温高圧の状態で隔離された場合に、原子炉の崩壊熱を除去するために、原子炉の蒸
   気を直接、残留熱除去系熱交換器へ導くための配管。

※2
分岐部手動仕切弁
     平成13年11月に発生した中部電力(株)浜岡原子力発電所1号機の残留熱除去系蒸気凝縮配管
   の水素の着火による配管破損に伴う水平展開として、水素の蓄積を防止するために設置。


○平成16年3月9日訂正のお知らせを反映済


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