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福島第二原子力発電所2号機における運転上の制限の逸脱
ならびに復帰について |
平成16年11月23日
東京電力株式会社
福島第二原子力発電所
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当所2号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)は、定格熱出力で運転中のところ、本日午後5時2分、「プロセス放射線モニタ*1異常」の警報が発生したため、現場を確認したところ、サンプルポンプ*2Aが停止していました。このため、午後5時5分、保安規定第27条に定める「運転上の制限*3」を満足していないと判断いたしました。
その後、午後5時18分、サンプルポンプBを起動し、これにより運転上の制限を満足していると判断いたしました。
今後、原因について調査いたします。
なお、サンプルポンプAからBへ切り替える間について、他の放射線モニタの値に変動はなく、本事象による外部への放射能の影響はありません。
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以 上
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*1:プロセス放射線モニタ
発電所の運転管理のため、液体およびガスの放射線レベルを連続監視する装置。
*2:サンプルポンプ
主排気筒から放出される排気を捕集するポンプ
*3:運転上の制限
保安規定では原子炉の運転に関し、「運転上の制限」や「運転上の制限を満足しない場合
に要求される措置」等が定められており、運転上の制限を満足しない場合には、要求される
措置に基づき対応することになる。
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