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福島第二原子力発電所1号機における
原子炉冷却材再循環系配管およびジェットポンプ点検結果について |
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平成15年3月11日
東京電力株式会社
福島第二原子力発電所 |
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当所1号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)は、1月7日から第16回定期検査を実施しております。(1月6日お知らせ済み)
この定期検査では、原子炉冷却材再循環系配管の健全性を確認するため、1月24日より、原子炉冷却材再循環系配管の溶接線について超音波探傷検査を実施しておりますが、本日までに、応力腐食割れ(SCC)対策を行っていない配管のうち、至近に点検を実施していない継手7個について検査を行った結果、ひびは確認されませんでしたのでお知らせいたします。
また、ジェットポンプ*1の健全性を確認するため、1月31日よりセットスクリュー*2とインレットミキサ*3の隙間及びウエッジ*2の目視点検を実施しておりましたが、ジェットポンプの機能に影響を与える事象は確認されませんでしたのでお知らせいたします。
点検結果については、ジェットポンプ20台中、セットスクリューとインレットミキサとの間にわずかな隙間があるものを5台確認しましたが、いずれの隙間もジェットポンプの構造健全性に影響を及ぼすものではありませんでした。
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*1 |
原子炉冷却材再循環ポンプからの水を原子炉に導き、ノズル部から周囲の水を吸い込み、原子炉冷却材再循環ポンプ流量以上の冷却水を炉心に供給する装置であり、その流路となるライザー管、インレットミキサ、ディフューザから構成され、インレットミキサは取り外し可能なため、ビーム、セットスクリュー及びウエッジにより機械的に固定されている。 |
*2 |
インレットミキサを水平方向に3点支持することで振動を押さえる機能を有する。 |
*3 |
ジェットポンプを構成する機器の一つで、原子炉冷却材再循環ポンプからの冷却水と、ジェットポンプノズル部から吸い込んだシュラウド外周部の冷却水を混合させ炉心に供給するためのもの。 |
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