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福島第二原子力発電所1号機の復水器の点検について |
平成16年2月2日
東京電力株式会社
福島第二原子力発電所 |
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当所1号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)は、平成16年1月30日午前7時頃から、3台ある主復水器※1のうち1台で導電率にわずかな上昇傾向が認められたため、監視を強化してまいりました。
(平成16年1月30日お知らせ済み)
その後も当該復水器の監視を続けておりますが、導電率の上昇傾向は続いており、当該復水器内の細管の内部を流れる海水が復水器内へわずかに混入しているものと認められます。復水は「復水脱塩装置※2」により塩分が除去された後、原子炉へ送られており、また、現在の海水の混入量は、復水脱塩装置の処理能力よりも十分低いものであることから、直ちに原子炉への影響が生じるものではありません。
今後、設備保全の観点から、平成16年2月5日から6日にかけて当該復水器を計画的に点検・補修をすることとし、発電機出力を約50万キロワットまで低下させ、当該復水器の冷却機能を切り離した後、点検・補修作業を行うことといたしましたのでお知らせします。
なお、点検・補修作業の終了後、定格出力に復帰いたします。
これによる外部への放射能の影響はありません。
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以 上 |
※1 主復水器
タービンを回した蒸気を海水により冷却し水に戻す機器。この水を復水という。
※2 復水脱塩装置
原子炉給水中の不純物を除去する他、万一、復水器内に海水が漏えいした場合、復水
中の塩分を除去する装置。
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