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プレスリリース

福島第一原子力発電所3号機残留熱除去系弁の不具合について
平成17年2月14日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所
 
 当所3号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)は、平成16年8月9日より第20回定期検査を実施しておりますが、本日、残留熱除去系熱交換器(A)出口弁(電動弁)を全開から全閉へ操作し、その後、通常状態へ戻すために開操作しましたが、中央操作室の表示が全開を示さなかったことから、現場を確認したところ、当該弁が中間開度で停止していることを当社社員が確認いたしました。
 その後、当該弁の動作確認として、閉操作後に再度開操作を実施したところ、異音が確認されたため、同日午前2時11分に開操作を停止いたしました。
 今後、原因について調査を行い、対策を講じることといたします。
 なお、原子炉の冷却は残留熱除去(B)系にて行っております。
 
 本事象による外部への放射能の影響はありません。
 
以 上
 

* 残留熱除去系熱交換器
 残留熱除去系は非常時に原子炉に水を注入したり、原子炉を停止した後に炉水を冷却する設備で、熱交換器は非常時に原子炉格納容器内の蒸気を凝縮したり、原子炉停止後の炉水の冷却をするために使用するもの(2基ある)。


3号機残留熱除去系統概略図

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