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プレスリリース

定期検査中の福島第一原子力発電所4号機における中性子計測装置
の一時的指示変動について

平成15年10月29日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所
 
 当所4号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)につきましては、平成14年12月2日より第19回定期検査を実施しておりますが、10月28日午後11時頃、8チャンネルある起動領域中性子束モニタ*1のうち、1チャンネル(チャンネルF)の指示が一時的に低下し、午後11時16分「起動領域中性子束モニタ下限」の警報が発生いたしました。
 起動領域中性子束モニタについては、残りの7チャンネルで原子炉の状態監視が可能なように余裕を持った設計としており、機能上問題はありません。
 その後、当該チャンネルを午後11時39分にバイパス*2し、保安規定第27条の運転上の制限*3を満足する状態に復帰させました。
 バイパスするまでの間、運転上の制限を満足しない状態となりましたが、現在、指示値は復帰し、安定しております。
 今後、当該チャンネルの点検を実施いたします。
 
以 上

*1 起動領域中性子束モニタ
 原子炉の停止中および低出力運転時に中性子の量を測定する装置
*2 バイパス
 モニタを1チャンネルづつ点検校正するために、制御回路から切り離す機能
*3 運転上の制限
 保安規定では原子炉の運転に関し、「運転上の制限」や「運転上の制限を満足しない場合に要求される措置」等が定められており、運転上の制限を満足しない場合には、要求される措置に基づき対応することになっています。

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