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プレスリリース

福島第一原子力発電所6号機の定期検査開始について
平成15年9月29日
東京電力株式会社
 
 当社は、9月30日から、福島第一原子力発電所6号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)の第18回定期検査を開始いたします。
 
1.定期検査のための停止期間
 平成15年9月30日から237日間の予定
 
2.定期検査を実施する主な設備
(1)原子炉本体
(2)原子炉冷却系統設備
(3)計測制御系統設備
(4)燃料設備
(5)放射線管理設備
(6)廃棄設備
(7)原子炉格納施設
(8)非常用予備発電装置
(9)蒸気タービン
 
3.定期検査中に実施する主な工事予定
(1)燃料集合体の取替え
 燃料集合体764体中136体を取り替えます。
(2)出力領域計装検出器の取替え
 出力領域計装検出器43本全数を取り替えます。
(3)残留熱除去系熱交換器取替工事
 残留熱除去系熱交換器2台中1台を取り替えます。
(4)残留熱除去系蒸気凝縮系配管撤去工事
 中部電力(株)浜岡原子力発電所1号機の余熱除去系配管の破断の対応として、残留熱除去系蒸気凝縮配管の撤去を行います。
(5)制御棒駆動水圧系配管の取替えおよび点検
 制御棒駆動水圧系配管のうち、原子炉格納容器貫通部の配管(予備を含む392本)および格納容器内側の配管全数を、予防保全として耐食性に優れた配管に取り替えます。
 また、その他の制御棒駆動水圧系配管については、健全性を確認するため、配管の付着塩分量測定、目視点検を実施します。
(6)シュラウド点検
 炉心シュラウドの内側及び外側溶接線について、目視点検を実施します。
(7)制御棒駆動機構ハウジングスタブチューブ点検および応力改善
 中部電力(株)浜岡原子力発電所1号機の対応として、制御棒駆動機構ハウジングのスタブチューブ185本のうち外周部の108本について、下部溶接部の目視点検を実施します。
 また、応力腐食割れの予防保全対策として残留応力の改善を実施します。
(8)原子炉再循環系配管修理工事
 原子炉再循環系配管のうち除染座2箇所について、応力腐食割れの予防保全対策として内面肉盛工法により補修を実施します。
以 上
 
<参考>当社原子力発電所の現況
福島第一・ 1号機( 46万キロワット) 定期検査中
2号機( 78万4,000キロワット) 定期検査中
3号機( 78万4,000キロワット) 運転中
4号機( 78万4,000キロワット) 定期検査中
5号機( 78万4,000キロワット) 調整運転中
6号機(110万キロワット) 9月30日から定期検査開始予定
     
福島第二・ 1号機(110万キロワット) 運転中
2号機(110万キロワット) 定期検査中
3号機(110万キロワット) 定期検査中
4号機(110万キロワット) 定期検査中
     
柏崎刈羽・ 1号機(110万キロワット) 定期検査中
2号機(110万キロワット) 定期検査中
3号機(110万キロワット) 定期検査中
4号機(110万キロワット) 運転中
5号機(110万キロワット) 定期検査中
6号機(135万6,000キロワット) 運転中
7号機(135万6,000キロワット) 定期検査中
     
 これにより、停止中のプラントは、12基、合計1218.4万キロワット、運転中のプラントは、5基、512.4万キロワットとなります。

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