福島第一原子力発電所トップ

プレスリリース

定期検査中の福島第一原子力発電所3号機の発電開始について
平成15年8月16日
東京電力株式会社
 
 当社・福島第一原子力発電所3号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)は、平成14年7月18日以来、第19回定期検査を実施してまいりましたが、8月16日午前3時32分発電を開始いたしました。
 今後、定格出力まで発電量を増加させたのち、所管官庁の総合負荷性能検査を受け、9月上旬頃に定期検査を終了する予定です。
 
 今回実施した主な工事は、以下の通りです。
 
(定期検査中に実施した主な工事)
1. 燃料集合体の取替え
 燃料集合体548体中140体を取り替えました。
2. 出力領域計装検出器の取替え
 出力領域計装検出器31本全数を取り替えました。
3. 原子炉再循環系配管取替工事
 原子炉再循環系配管周辺の作業者の被ばく線量低減を目的として、配管の一部を取り替えました。
4. 制御棒駆動水圧系配管取替工事
 原子炉再循環系配管の取替作業の際、制御棒駆動水圧系配管の一部が作業の支障となるため、同配管の一時撤去・復旧を行いました。
5. 制御棒駆動水圧系配管の原子炉格納容器貫通部取替工事
 制御棒駆動水圧系配管に粒内型応力腐食割れを確認したことから、同配管の原子炉格納容器貫通部を全数取り替えました。
6. 主蒸気逃がし安全弁取替工事
 主蒸気逃がし安全弁8台中1台について、同一設計の予備品と取り替えました。
7. 給水加熱器取替工事
 設備の信頼性向上を図るため、第1から第5まである給水加熱器のうち、第4給水加熱器の胴体を耐食性に優れた材料に変更し、一式を取り替えました。
8. サービスエリア送風機取替工事
 サービスエリア送風機に劣化が認められることから、取替工事を行いました。
9. 蒸気タービン低圧内部車室取替および修理工事
 蒸気タービン低圧内部車室に対し、蒸気による浸食が認められるため、予防保全の観点から、蒸気タービン低圧内部車室3台のうち1台の取替および2台の肉盛補修溶接を行いました。
10. その他
 中部電力(株)浜岡原子力発電所1号機の余熱除去系配管の破断の対応として、残留熱除去系蒸気凝縮配管の分岐点に弁を設置しました。
以 上
 
<参考>当社原子力発電所の現況
福島第一・ 1号機( 46万キロワット) 定期検査中
2号機( 78万4,000キロワット) 定期検査中
3号機( 78万4,000キロワット) 8月16日から発電開始
4号機( 78万4,000キロワット) 定期検査中
5号機( 78万4,000キロワット) 定期検査中
6号機(110万キロワット) 運転中
     
福島第二・ 1号機(110万キロワット) 定期検査中
2号機(110万キロワット) 定期検査中
3号機(110万キロワット) 定期検査中
4号機(110万キロワット) 定期検査中
     
柏崎刈羽・ 1号機(110万キロワット) 定期検査中
2号機(110万キロワット) 定期検査中
3号機(110万キロワット) 定期検査中
4号機(110万キロワット) 調整運転中
5号機(110万キロワット) 定期検査中
6号機(135万6,000キロワット) 運転中
7号機(135万6,000キロワット) 運転中
     
 これにより、停止中のプラントは、12基、合計1161.2万キロワット、運転中のプラントは、5基、569.6万キロワットとなります。

ページの先頭へ戻ります

公式アカウント:
  • 東京電力 公式Xアカウントのご案内ページへリンクします
  • facebook公式アカウントサイトへリンクします
  • Instagram公式アカウントサイトへリンクします
  • youtube公式アカウントサイトへリンクします
  • 東京電力 公式LINEアカウントのご案内ページへリンクします