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プレスリリース

定期検査中の福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールでの落下物の発見について
平成15年6月11日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所
 
 当所4号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)につきましては、平成14年12月2日より第19回定期検査を実施しておりますが、平成15年6月6日、シュラウド補修作業の終了に伴い、燃料装荷に先立って使用済燃料貯蔵プール内の燃料集合体の目視点検を行っていたところ、燃料集合体の上に円筒状の落下物1個および微量の光沢を持った金属粉とみられるものを当社社員が確認いたしました。
 
 水中カメラなどを用いて落下物の調査を行った結果、燃料集合体の上部や使用済燃料貯蔵ラック脇のプール底部などにおいて、計9個の部品(制振用の円筒状のゴム:4個、ボルト:2本、座金:3個)を確認し回収いたしました。
 回収した部品を調査した結果、この部品は、シュラウドの補修作業で発生した研削粉の回収に使用していた水中ポンプの取り付け部品の一部が外れたものと判明いたしました。また、光沢を持った金属粉とみられるものは、シュラウド補修作業により発生し回収されたシュラウドの研削粉の一部であると考えております。今後、落下物の追加調査などを実施してまいります。
 
以 上
 
4号機使用済燃料貯蔵プールでの落下物の概要図

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