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平成17年1月12日
1号機タービン建屋内における油漏れの調査結果について

 平成16年9月14日、定期検査中の1号機タービン建屋地下1階の主油タンク*1室内で、主油タンクの排気ファン*2の切り替え操作を実施していた当社社員が、排気ファン出口U字配管の開放部*3下部床面に油溜まり(約2リットル)があることを発見いたしました。
 調査の結果、排気ファンの切り替えにおいて、2台ある排気ファンの1台を追加で起動した際、排気ファン出口側に通常より多くの空気が送られたため、開放部から油が漏れたものと推定いたしました。また、既存の操作手順書に記載されていた当該排気ファンの切り替え操作手順を見落とし、新たに当該操作の操作手順書を作成した上で操作を実施しましたが、結果として、切り替え方法の異なる手順となっていたことがわかりました。
平成16年9月15日お知らせ済み)

 その後の調査において、当該U字配管上部の開放部の高さおよびU字配管からの戻り油を油清浄機へ導くための配管の接続位置が、排気ファンを2台同時に運転した際の油蒸気流量の増加によるU字配管の油面の上昇を考慮していないことがわかりました。また、既存の操作手順書は、当該排気ファンの切り替え操作について記載がありましたが、目次において当該排気ファンの名称の記載*4が統一されておらず、検索しにくいものでした。
 対策として、当該U字配管上部の開放部を高くするとともに、当該号機の操作手順書の目次における装置名称の記載を統一いたしました。
 今後、他号機の操作手順書についても、見直しを実施いたします。
 
以 上
 

*1:主油タンク
 主タービンの軸受等の潤滑のための油を供給するタンク。
*2:排気ファン
 
主油タンク内で発生する油蒸気を抽出し、油分離器に送るファン。
*3:開放部
 排気ファン出口U字配管の機能を維持するために、大気開放にしておく開口部。
*4:当該排気ファンの名称の記載
 
起動・停止の項目では「主油タンクベーパーエキストラクター」、現場操作の項目では「VAPOR EXTRACTORファン」と記載されていた。

 

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