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福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器漏えい率検査
バウンダリ構成作業の開始について
 
 当所2号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)につきましては、平成15年3月31日より第20回定期検査を実施しておりますが、当該号機の圧力抑制室*1で異物が発見されたことから、原因調査の一環として、異物の調査・回収を実施しておりました。その作業が終了し原子炉格納容器漏えい率検査の準備が整ったことから、明日より当該号機のバウンダリ構成*2作業を開始することといたしましたのでお知らせいたします。
 なお、原子炉格納容器漏えい率検査バウンダリ構成を実施するにあたり、11月7日に公表させていただいた圧力抑制室内への異物混入対策を着実に実施するとともに、11月19日原子力安全・保安院に提出した「原子炉格納容器漏えい率検査の実施方針について」(PDFファイル,75kB)に基づいて、一つ一つ確実に原子炉格納容器漏えい率検査の準備を進めてまいります。
 
以 上

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*1 圧力抑制室
 原子炉格納容器の下部にあり、原子炉圧力容器の圧力が上昇した場合にその蒸気を圧力抑制室内に導いて冷却することで原子炉格納容器内の圧力を低下させる設備。また、原子炉冷却材喪失事故時の非常用炉心冷却系の水源として水を貯蔵する役割もある。
 
*2 バウンダリ構成
 原子炉格納容器漏えい率検査を実施するために、バウンダリ(事故時に放射性物質が外部に放出しないよう隔離するための、原子炉格納容器の境界(しきり)を指す)となる弁の開閉状態を確認し、検査状態に構成すること。
 バウンダリ構成のあと、加圧による漏えい確認を行い、原子炉格納容器漏えい率検査を実施する。

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