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3号機の定期検査開始について |
当社は、7月18日から福島第一原子力発電所3号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)の第19回定期検査を開始いたします。
1.定期検査のための停止期間
平成14年7月18日から103日間の予定
2.定期検査を実施する主な設備
(1)原子炉本体
(2)原子炉冷却系統設備
(3)計測制御系統設備
(4)燃料設備
(5)放射線管理設備
(6)廃棄設備
(7)原子炉格納施設
(8)非常用予備発電装置
(9)蒸気タービン
3.定期検査中に実施する主な工事予定
(1)燃料集合体の取替え
燃料集合体548体中156体を取り替えます。
なお、MOX燃料32体の今定期検査での採用については、
福島県のエネルギー政策検討会での検討状況等を踏まえて、
当該燃料の装荷時期までに最終的に判断することといたします。
(2)出力領域計装検出器の取替え
出力領域計装検出器31本全数を取り替えます。
(3)原子炉再循環系配管取替工事
原子炉再循環系配管周辺の作業者の被ばく線量低減を目的と
して、配管の一部を取り替えます。
(4)制御棒水圧計配管取替工事
原子炉再循環系配管の取り替え作業の際、制御棒駆動水圧系
配管の一部が作業の支障となるため、同配管の一時撤去・復旧
を行います。
(5)主蒸気逃がし安全弁取替工事
主蒸気逃がし安全弁8台中1台について、同一設計の予備品
と取り替えます。
(6)給水加熱器取替工事
設備の信頼性向上を図るため、第1から第5まである給水加
熱器のうち、第4給水加熱器の胴体を耐食性に優れた材料に変
更し、一式を取り替えます。
(7)サービスエリア送風機取替工事
サービスエリア送風機に劣化が認められることから、取替工
事を行います。
(8)蒸気タービン低圧内部車室修理工事
蒸気タービン低圧内部車室3台のうち1台を取り替えます。
(9)その他
中部電力(株)浜岡原子力発電所1号機の余熱除去系配管の破
断の対応として、残留熱除去系蒸気凝縮配管の分岐点に弁を設
置する予定です。
以上
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