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福島第一原子力発電所1号機の「原子炉格納容器漏洩率検査
に係る問題」に関する行政処分等について
平成14年10月25日
東京電力株式会社
社長 勝俣 恒久

 このたび、福島第一原子力発電所1号機における平成3年及び平成4年に実施された原子炉格納容器漏洩率検査に関し、原子力安全・保安院より、同号機の1年間の運転停止処分などを実施するとのお話を承りました。当社としてはこのたびの処分を厳粛に受け止め、適切に対応してまいりたいと考えています。
 1年間の運転停止という処分は極めて重いものですが、本日夕刻より原子炉の停止操作を開始するとともに、準備ができ次第、公開の形で格納容器の漏洩率検査を実施してまいります。
 また、他の原子炉につきましても点検計画を早急に作成し、点検を実施して立地地域の皆さまのご理解を得てまいりたいと考えています。同時に、社外調査団による調査を通じて、できる限り早期に本事案の全容解明に取り組んでまいります。

 安全を最優先にすべき原子力発電所において、定期検査の最終段階である国の関わる検査に関し、不正行為を行ったことは絶対に許されないことであり、事態の重大性を踏まえ、徹底した再発の防止につとめてまいります。
 あらためて立地地域の皆さまをはじめ、社会の皆さまに対し、深くお詫び申しあげます。
以 上

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