平成24年5月24日付日経新聞(2面)社説「大津波は想定外だったのか」について
平成24年5月25日
東京電力株式会社
平成24年5月24日付日経新聞(2面)社説において、「文部科学省の地震調査研究推進本部が地震発生確率を予測する『長期評価』の改訂において、貞観津波に関する新たな発見を踏まえ、福島県沖で大津波をもたらす地震が起きうることを予測に盛り込もうとしていた際、当社が文部科学省に改訂案の表現を工夫してほしい旨、要請した」との記事が掲載されております。
本件に関する事実関係は、以下のとおりです。
○文部科学省の地震調査研究推進本部の地震発生確率を予測する『長期評価』の改訂において、文部科学省から「情報交換をしたい」との要請があり、平成23年3月3日に当社が伺ったものです。
○その際、文部科学省から、貞観津波を含む記載について意見を求められ、当社からは、
・貞観津波の波源の規模と位置はまだ特定できていない
・同じ場所で繰り返し発生したかどうかはまだ分かっていない
との認識を述べております。
○当時、貞観津波に関しては、上記が一般的な考え方であり、当社が事実を曲げて記載するような依頼をしたものではありません。また、その際、文部科学省も同意見でありました。
○その後、平成23年3月11日前に文部科学省が『長期評価』の改訂案を書き改めたかにつきましては、当社は承知しておりません。
<参考>
・東京電力からのお知らせ「今回の津波は、それまでの知見では想定できない大規模なものでした」につきましては、こちらから
以 上