水素脆化の進展しやすい鉄筋を用いた電柱の昇柱による詳細な点検の終了について
平成19年３月22日
東京電力株式会社
当社は、経済産業省原子力安全・保安院より、水素脆化が進展しやすい鉄筋を用いた電柱（日本コンクリート工業（株）、1975-1977年製造）の点検および建替の実施計画について報告するよう指示を受け、昨年12月15日、昇柱による詳細な点検が未実施のものについて、当初予定の平成20年３月末から平成19年３月までに前倒しして点検する計画を提出いたしました。
）これを受けて、鋭意昇柱による詳細な点検を進めた結果、点検が未実施であった約８万基について点検を終了し、本日、点検結果をとりまとめましたのでお知らせいたします。
今回の点検の結果、新たに約1.2万基が建替の対象※と確認され、これにより、建替対象の電柱は、従来確認されたものと合わせて約3.9万基となりました。これらについては、補強など必要な安全措置をとった上で、平成20年度末までを目途に全数建替を行ってまいります。
なお、今回の点検により、水素脆化が進展しやすい鉄筋を用いた電柱全ての昇柱による詳細な点検を終了いたしましたが、当社は、今後も、昇柱による詳細な定期点検を継続し、電柱の健全性の維持に努めてまいります。
以 上
※建替の対象：微細なひびのみであるものも含め、当社が建替を行うこととしたひびのある電柱
