インドネシア Kencana Energi Lestari(クンチャナ エナジー レスタリ)社への出資参画について
~海外再生可能エネルギー発電事業者への出資第1号案件~
2022年2月16日
東京電力リニューアブルパワー株式会社
当社は、2月15日、インドネシアで再生可能エネルギー発電事業を行うKencana Energi Lestari社(以下、「KEL社」)について、同社発行済株式の25%を取得し、関連会社化いたしました。本件は、当社として複数の発電会社を傘下におく海外再生可能エネルギー発電事業者へ出資参画する第1号案件となります。
KEL社は、インドネシアにおいて、水力を中心とする再生可能エネルギー事業を行っており、現在、3社の水力発電事業子会社を保有しています。また、短期的には水力新規案件で計20万kW、中長期的には再生可能エネルギー全般の新規案件で計50万kWの開発計画を掲げています。
今後、当社はKEL社を通じ、日本国内の水力発電事業で長年培ってきたO&M※技術をKEL社傘下の水力発電所の運営に導入することでバリューアップを図ります。さらに、インドネシアにおける再生可能エネルギー事業の新規開発・建設・運営への参画についても検討を進めてまいります。
引き続き、当社は、国内外の事業者とパートナーシップを構築しながら、海外水力、国内外洋上風力を中心に積極的な開発を推し進めてまいります。さらに、このような取り組みにより、自然の恵みを最大限に活用し、安定的に低廉な電気をお届けすることで、クリーンでサステナブルなカーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。
東京電力リニューアブルパワー 文挾社長コメント
このたび、2050年カーボンニュートラルというチャレンジングな目標実現に向けたパートナーとして、インドネシアで再生可能エネルギー発電事業の拡大を図るKEL社に資本参加できたことを大変喜ばしく感じるとともに、心強く感じています。
当社は、国内において長きに亘り、水力発電所の設計・建設・O&M技術やノウハウを培ってきました。これらを日本だけでなく海外においても最大限活用し、当社の経営理念である『自然の恵みをエネルギーに、そして社会に』をグローバルに体現してまいります。
Kencana Energi Lestari社 Henry社長コメント
Kencana Energi Lestari社は再生可能な資源からの電力開発・供給に携わっており、今まさに水力発電開発の長い道のりを一歩踏み出したところです。将来的には事業分野を拡大して、その他の再生可能エネルギー源を開発してまいります。
私たちの事業は、現在と未来において持続可能な社会の維持に貢献するものでなければならないと考えております。また、KELのビジネスの成功は、環境と社会への責任の達成、強力なガバナンス、社会への永続的な利益の創出、環境保全、そして企業としての意義である「善の力をご提供すること」の達成にかかっております。
私たちは、水力発電開発という旅の戦略的パートナーとして東京電力リニューアブルパワーを迎えることを非常に嬉しく思います。また、このような戦略的パートナーシップを築けたことこそが弊社の再生可能エネルギーの拡大へのコミットメントの証だと確信しております。弊社に関心を持っていただいたことに感謝しており、協働できることを楽しみにしております。
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Operation and Maintenanceの略で、発電所の運転・保守業務を行うこと
以 上
<別紙>